平成 5年 第3回定例会( 9月定例会) 平成 5年第3回
印西町議会定例会 議事日程(第1号) 平成5年9月8日午前10時開議日程第 1
会議録署名議員の指名日程第 2 会期の決定日程第 3 諸般の報告日程第 4
行政報告日程第 5 一般質問 5 番 田 口 伸 二 2 番 岩 崎 幸 雄 13 番 加 藤 光 雄 11 番 猿 子 英太郎 22 番 板 倉 正 直 6 番 廣 瀬 直
美出席議員(22人) 1番 荒 木 鷹 一 2番 岩 崎 幸 雄 3番 大 野 克 己 5番 田 口 伸 二 6番 廣 瀬 直 美 7番 松 本 一 正 8番 松 本 多 一 郎 9番 荒 野 誠 10番 小 沼 勇 次 11番 猿 子 英 太 郎 13番 加 藤 光 雄 14番 河 内 保 15番 川 村 文 雄 16番 桜 井 秀 雄 17番 鈴 木 貞 男 18番 中 沢 正 雄 19番 山 﨑 山 洋 20番 米 井 一 男 21番 塚 田 唯 夫 22番 板 倉 正 直 23番 海 老 原 栄 24番 勝 田 敏 之欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 町 長 伊 藤 利 明 助 役 伊 藤 寛 収 入 役 稲 毛 忠 臣 総務課長 金 宮 正 企画調整 財政課長 湯 原 秀 明 渡 辺 恒 明 課 長 税務課長 石 塚 滿 住民課長 小 名 木 文 雄 国保年金 溝 井 正 男 福祉課長 富 沢 孝 敏 課 長 環境保全 健康管理 堀 江 義 男 本 橋 孝 司 課 長 課 長 産業課長 大 久 保 晃 都市整備 建設課長 森 田 訓 近 藤 元 課 長 下 水 道 消防交通 岩 崎 利 雄 大 野 勇 課 長 課 長 総 務 課 水道課長 石 川 幸 男 文書法規 鈴 木 勝 巳 係 長 教 育 長 板 橋 義 夫 庶務課長 細 谷 幹 雄 学校教育 社会教育 小 野 寺 正 教 桜 井 弘 一 課 長 課 長 保健体育 斉 藤 節 男 課 長 本会議に職務のため出席した者の職氏名 議 会 米 元 留 雄 議事係長 岩 井 太 一 事務局長 主任主事 大 越 忠
△開会の宣告 (午前10時)
○議長(勝田敏之) おはようございます。 ただいまから、平成5年第3回
印西町議会定例会を開会します。
△追悼演説
○議長(勝田敏之) この際、7月2日に逝去されました故箕輪昭治君を偲んで追悼したいと思います。 追悼。故箕輪昭治君は、温厚寡黙にして責任感極めて強く、昭和62年以来
印西町議会議員として6年間、町政の枢機に参画し、その間、
総務常任委員会副委員長、
ニュータウン等対策特別委員会副委員長等の要職を歴任し、すぐれた識見と熱誠とをもって町政の推進に邁進せられ、多大の功績を残されました。不幸にして本年2月より療養の身となられ、ご家族を初め私どもは1日も早くご全快になることを祈ってまいりましたが、生者必滅とは申しながら、その逝去が余りにも早かったことは痛恨のきわみです。 近年、印西町は飛躍的な発展を続け、人口も既に5万人を超え、さらに大きく飛躍し、市制施行まであと一歩というときに、箕輪昭治君のような人物を失うことは惜しみても余りあるものがあります。 本日ここに平成5年第3回定例会に当たり、ありし日の面影を偲び、謹んで故箕輪昭治君のご冥福をお祈りいたします。 黙祷を行います。 ご起立をお願いいたします。 黙祷。 〔起立全員、黙祷〕
○議長(勝田敏之) 黙祷を終わります。ありがとうございました。ご着席ください。
△開議の宣告
○議長(勝田敏之) これから本日の会議を開きます。
△議事日程の報告
○議長(勝田敏之) 本日の議事日程についてはお手元に配りましたとおりです。ご了承願います。
△
会議録署名議員の指名
○議長(勝田敏之) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第116条の規定によって、20番米井一男君、21番塚田唯夫君を指名します。
△会期の決定
○議長(勝田敏之) 日程第2、会期決定の件を議題にします。 お諮りします。本定例会の会期は本日から9月10日までの3日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声多数〕
○議長(勝田敏之) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から9月10日までの3日間に決定しました。
△諸般の報告
○議長(勝田敏之) 日程第3、諸般の報告を行います。 本日町長から議案の送付があり、これを受理しましたので、ご報告いたします。 次に、監査委員から各会計の5月分、6月分、7月分に関する
例月出納検査の結果の報告がありましたので、その写しをお手元に配付しておきましたからご了承願います。 次に、議会活動については一覧表にしてお手元に配りましたとおりです。ご了承願います。 次に、平成5年第2回定例会の会議録及び平成5年第2回臨時会の会議録をお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 次に、
今期定例会の説明員の出席要求を行ったところ、出席通知のありました者の職氏名の写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。 次に、6月16日、新日本婦人の会千葉県
本部印西準備支部代表者、志和共子氏ほか1名から、新
学習指導要領の見直しを求める要請書、8月20日、東京都千代田区平河町2ー6ー4、
海事振興連盟会長、原田憲氏から、国民の祝日「海の日」実現についての要望書、8月31日、
通信産業労働組合千葉支部執行委員長、櫻根豊氏から、電話料金の値上げに反対する意見書の提出を求める陳情書が提出されておりますので、その写しをお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 これで諸般の報告を終わります。
△行政報告
○議長(勝田敏之) 日程第4、行政報告を行います。 町長から行政報告の申し出がありました。これを許します。 町長。 〔町長、登壇〕
◎町長(伊藤利明) 報告を申し上げる前に、ただいま議長から追悼の言葉のありました箕輪議員の議員半ばでのご逝去を謹んでおくやみを申し上げます。 平成5年第3回定例会の開催に当たりましては、議員の各位には大変公私ご多用の中、全員のご出席を賜り御礼を申し上げます。 また、平素から町行政の推進、そしてまた町民福祉の向上のために大変ご尽力を賜っておりますこと、心から感謝を申し上げます。 それでは、第2回定例会以降の主な事項について行政報告を申し上げさせていただきます。 6月22日、
公害対策審議会、同じく28日、
青少年問題協議会、それぞれ委嘱書を交付いたしまして第1回目の会議を開いております。 7月6日、議会の
全員協議会におきまして墓地、火葬場の経緯等について説明を申し上げております。 続いて7日、
特別土地保有税審議会、
固定資産評価審査委員会、それぞれ開催をいたしました。
固定資産評価審査委員会につきましては、議会でご承認をいただきました五十嵐巖氏に委嘱状を交付してございます。 8日、平成5年度
水防協議会、10日、
青少年健全育成大会、社会を明るくする運動、本埜村、印旛村それぞれ共催で
中央公民館において大会を開いております。 11日、第13回千葉県
消防協会印旛支部消防操法大会、白井町で開催されました。小型ポンプの部では4位、
ポンプ自動車の部では7位という成績でございます。 7月14日、
大森小学校創立百周年記念式典。この式典には
福田名誉町民が母校でもございますので、ご出席をいただいております。 続いて18日、
衆議院議員選挙。印西町の投票率は63.72%でございました。ちなみに郡の平均は60.69%でございます。 19日、印旛郡
市広域市町村圏事務組合議会、同じく
印西地区環境整備事業組合議会が開催されております。 22日から23日まで、
全国町村人口日本一達成記念事業でございます親善大使の派遣、椎名不二男氏、それに職員が2名つきまして、大阪の箕面市に出ております。 23日、
国保運営協議会、24日から26日までビックチャレンジャーズキャンプ、これは今まで小学校6年生を対象にして夏休み中にキャンプを行っておりました。非常に小学生も多くなって、なかなかその対応も難しくなりましたものですから、今年から方法を変えまして5年、6年、中学1年生の中から参加者を募集して実施をしたものでございます。あいにく雨にたたられましたので、小林中学校の体育館をお借りして実施をいたしました。 24、25、31日と8月1日、
郡市民体育大会、酒々井町を会場として行っております。順位では総合で6位、町村の部では3位。優勝種目につきましては、ゴルフ、相撲、卓球男子、準優勝が卓球女子と、そうした成績でございます。 7月26日、第2
栄橋架橋促進期成同盟会として建設省に陳情に上がっております。 27日、コスモスの花いっぱい
運動推進委員会の会議を開いております。同じく、この日に
印旛伝染病院組合議会が開催されております。 22日、
北千葉導水事業促進協議会といたしまして、建設省、大蔵省の方に陳情に上がっております。 同じ日に第1回目の
市制準備町民会議を開催しております。 続いて、翌29日、
北千葉道路建設促進期成同盟会総会、成田市で開催をしております。 30日、
住所表示審議会を開催しております。 31日から8月11日まで、私が県の町村長会の北欧の
福祉事情視察ということで出張しております。 8月17日から20日、第2回目の親善大使、大野治義氏が職員2人と福岡県宗像市の方に出ております。 19日、
印旛と畜場組合議会が開催されております。 8月26日、千葉で平成5年度の
行政懇談会が開催されております。 30日、庁内の職員から成る
さわやかオフィス推進委員会、
文化複合施設建設協議会、
国保運営協議会が開催されております。 続いて9月3日、
印西郵便局が今度中央駅の南側に新しく新局舎ができまして、その落成式を行っております。 5日、印西町の防災訓練、これは木刈の
セカンドアベニューの4階から地震とともに火災が発生したと、そうした想定で行いました。非常に関心を呼んでいただくことができまして、約600名余りの方にご参加をいただきました。 同じ日に、
ニュータウン地区の
コミュニティセンター設立の協議会が開かれております。 それから、昨日、
印旛地域行政懇談会、これは知事が直接印旛においでになりまして、印旛の11市町村の首長からそれぞれ抱えている問題について要望を聞くということでございます。私の方では、ことしは
ニュータウン問題等でいろいろ積み残しの問題があるわけでございますが、それにあわせまして
印西総合公園の早期完成と、それにあわせまして総合公園の中にやはり北総地区の核となるような県の文化施設を建設してくれるように要望をいたしました。 以上が前回の定例会から今日まで主な事項の報告でございます。 この議会に提案いたします議案は、専決処分が2件、字の区域、名称の変更が1件、財産の取得4件、認定1件、補正予算2件、人事案件5件、計15件でございます。それぞれにつきましては提案を申し上げたときに詳しく説明を申し上げさせていただきます。よろしくご審議の上、議決くださることをお願い申し上げて、あいさつと報告にかえさせていただきます。
○議長(勝田敏之) これで行政報告が終わりました。
△一般質問
○議長(勝田敏之) 日程第5、一般質問を行います。 今回通告のありました質問内容に同じようなものが幾つかありますので、前の質問者の質問をよくお聞きになり重複しないよう、また質問が通告内容から外れる場合が見受けられますので、そのようなことがないようお願いいたします。 なお、一般質問は答弁を含めおおむね1時間の申し合わせになっておりますので、議事進行にご協力をお願い申し上げます。 順番に発言を許します。 5番、田口伸二君。 〔5番、登壇〕
◆5番(田口伸二) 5番議員、田口伸二。あらかじめご通告申し上げましたところにより一般質問を行います。 1、
千葉ニュータウン七駅圏の当面の開発計画、並びに道路計画について
千葉ニュータウン七駅圏(仮称草深駅圏)は、いま急ピッチで開発工事が進められております。この駅圏は、総面積597ヘクタールを8つの住区に分けて開発を進め、最終人口6万4,000人と、中央駅圏につぐ大規模開発で、このうち仮称草深駅南西部の19住区(西の原1・2・3丁目)は、約40ヘクタールに8,900の人口が計画され、その一部が平成6年春に
まちびらきとなる予定となっております。 町当局も、
役場出張所、小・中学校、保育所などの必要施設と取り組んでいるところですが、当面の開発計画、及び
取り付け道路の計画についてお伺いします。 (1)19住区(
西の原地区)につづいて開発を予定している住区の順番について伺います。 (2)19住区(
西の原地区)の中学校のクラス数はどのような試算で決定したのかお伺いします。 (3)診療所、幼稚園の見通しはいかがでしょうか。 (4)
役場出張所と公団PR館の複合施設は、どの位置に、どのような規模で、いつ建設されるのかお伺いします。 (5)
近隣センター敷地内に銀行出店の予定はないでしょうか。 (6)通勤通学の脚対策の具体案はどのようなものでしょうか。 (7)
南環状道路の七駅圏への延伸、及び七駅圏から別所、宗甫方面への
幹線道路開通の時期はいつでしょうか。 質問2、平成6年度の
総合的福祉施策について 平成6年度は市制施行まであと2年というぎりぎりの時期に当たっており、必要な諸
施設等ハード部門整備のタイムリミットであると同時に、民生部門の
ソフト面施策の方向付けにも待ったなしの大切な年度であると思われます。そこで、総合的な
福祉プランについてお伺いします。 (1)
高齢者保健福祉の
長期プラン策定の進捗状況、及びその実施に必要な平成6年度福祉予算について (2)
シルバー人材銀行ないしは
高齢者生きがい事業団設立計画の進展について (3)
社会福祉協議会、
ボランティア協議会、
身障者援護団体、
老人クラブ連合会、婦人会、子供会、
町内会連合会等、互いに連絡を取りやすい状況の下で、会館、事務所、会議室等を切望している諸団体への援助施設について 質問3、
中央駅前センターの部分改良について いよいよ強まってきた
中央駅前センターの手狭感を、館内の
部分改良等により多少なりとも緩和するための、具体的な施策をとる時期にきたと思われます。そこで、懸案となっていた次の2点についてお伺いします。 (1)センター内の保健、衛生部門で使用していた部屋の目的変更、ならびに改造について (2)
出張所部門のセンターからの切り離しについて
○議長(勝田敏之) 町長。 〔町長、登壇〕
◎町長(伊藤利明) お答えを申し上げます。 まず、1の(1)でございますが、19住区については来年の4月から
まちびらきをするわけでございますが、続いてその隣の20住区を
まちびらきをしていくと、そうした考えで協議を進めております。 来年の4月
まちびらきに向けて現在、小学校、中学校の建設を進めております。この中学校は19住区と20住区一緒にした中学校ということで、将来的には24クラスを想定しております。当面は、生徒も少ないもので12クラスで建設をしております。大体平成6年度中の入居が1,200戸ぐらいと想定いたしますと、生徒数は205、60人、9クラスぐらいかなと。そうしたことで対応をしておるところでございます。 診療所、幼稚園についてでございますが、どちらも平成5年の2月に募集をいたしました。幼稚園については現在設立、開設者も決定し、土地の譲渡の終了をいたしまして、県の学事課の方との協議を進めております。これが調い次第、建設に入ると思っております。 それから、診療所につきましては、歯科と内科の両方を募集したわけでございますが、歯科については決定をいたしまして、来年の夏ごろにはオープンするということで現在進めております。内科については応募者がございません。引き続いて募集を行うように公団、企業庁と協議をしておるところです。
役場出張所等のことでございますが、19住区の東側に隣接する、19住区とできる駅との間になりますが、そこの
特定業務施設用地を予定しております。ここにはいろんな施設が入るわけでございまして、敷地といたしますと8,823平方メートル、建物の延べ床で658平方メートルの計画でございます。このうち私ども行政の
出張所部門として使うのは131平方メートルを予定しております。もう既に
新住事業者の方で発注をして工事にかかっておりますので、来年の4月出張所の開設は問題ないと今思っております。 次に、銀行の出店の予定でございますが、まだ当初平成6年度中に2,000戸足らずの入居でございますので、その支店とか出張所の開設の予定はございません。今後、入居状況、熟成状況にあわせて銀行も出店していただけると思っております。とりあえず
現金自動支払機、そうしたものの設置について今検討しておるところです。郵便局については、やはりまだ入居者が当面少ないということで開局は難しい状況です。 それから、七駅圏の通勤通学の足ということでございますが、19住区と中央駅を結ぶ
シャトルバスを走らせるということで、現在、京成電鉄と
新住事業者と具体的な協議をしております。これはあくまでも19住区と中央駅が直通でございまして、間は止まらないということで、どのくらいの本数を走らせるか、また、このバスについては相当の赤字が予想されるわけでございまして、その辺の補償をどうするかということが大きな課題になってくると思っています。 次に、
南環状道路につきましては、現在五駅圏から七駅圏の間で現道を利用して一部通行が可能になっておるわけでございますが、順次今後の熟成に合わせて整備をしてまいりたいと思っています。また、別所、宗甫方面への幹線道路、恐らく
都市計画道路の3・3・23と3・3・24号線のことと思いますが、今年度から七駅の南側から整備をしてまいりまして、北側は入居が遅れますので、南側から整備して、それから北側に移っていくということで、その熟成度に合わせながら工事を進めていくと。おおむね平成10年ごろまでには、入居が順調ならばこの道路を完成させたいと思っています。 次に、
高齢者福祉の問題について、まず(1)についてでございますが、
高齢者町民意識調査の結果に基づき、
ホームヘルプサービス、デイサービス、
在宅福祉サービスなどについての目標量や提供の体制を中心に現在検討をしておるところでございます。また同時に、県でも県としての計画を立てるべく
印旛山武地域圏の連絡調整も進めておりまして、町といたしましても県との協議をしながら進めてまいりたいと思っております。 6年度予算についてでございますが、この計画は平成6年度から11年までの期間がございますので、6年度の予算にも可能なものについては反映をさせていきたいと思っています。具体的なことにつきましては、
策定委員会での意見や
町民意識調査の結果を踏まえながら進めていきたいと思っています。ちなみに、
策定委員会はこの20日にも開催する予定にしております。 (2)の
シルバー人材銀行ないしは
高齢者生きがい事業団設立計画の進展についてでございますが、まだ準備段階でございまして、現在
社会福祉協議会で
シルバー事業のサークルのような、そうした活動を開始しようということで準備を進めていただいておるところでございます。それらを土台にいたしまして活動の拠点を作り、将来は
シルバー人材センターの設立に向けていきたいと思っております。 (3)についてでございますが、
社会福祉協議会、
ボランティア協議会、身障者の団体、
老人クラブ連合会あるいは各種のこうした
ボランティア活動にご尽力をいただく方々の会議室、あるいはいろいろの
研修施設等の場所に非常に今苦慮しておりまして、そうした要望もいただいておるところでございます。現在、別館の2階を間仕切りして会議室等に使えるようにも対応しておるわけでございますが、あくまでもこれは一時しのぎのことでございまして、
地域福祉センター、そうしたものの建設を早急にせざるを得ないと思っております。そういうことで、現在
地域福祉センターにはどんなものを取り込んだらいいか、また、どんな機能を持たせるか、内部で研究、協議を進めております。いろいろと、いざ建設をするとなると場所と予算の関係もございますが、それらがクリアできれば、できることならば平成6年度に設計に入りたいと思って準備をさせていただいておるところです。 3についてお答えを申し上げます。 ご指摘のように高花の保健福祉センターがオープンできたことによりまして、駅前センターの保健衛生部門で使っておりました部屋は保健衛生部門としては必要がなくなってまいりました。より公民館事業、そうしたサークル活動あるいは生涯学習、そういうことが活発にしていただけるように改造をしていくつもりでございます。 (2)についてお答えを申し上げます。駅前センター、非常に利用者が多くてご不便をおかけしておるわけでございまして、ただいまお答え申し上げましたようにこれまで保健衛生部門で使っていた部屋、それもやはりそうした社会教育、生涯教育、サークル活動に使うように改造していくと。あわせまして出張所もあそこから離すということで、これまでもお答えしたように準備をしております。やはり部屋が狭いということと、もう一つは出張所ということになりますといろいろな届け出、あるいは証明書の発行等、プライバシーの問題もございますので、やはり離した方が適切であろうと。 では、どこにということでございますが、公団の方で消防署の反対側、ニュータウンセンターがある建物の前の大きな駐車場で空いているところがございます。そこに公団のサービス部門、また民間のいろんな利便施設部門、それを取り込んだ建物を造ると。その一画に役場の出張所あるいは会議室、そうしたものを併設させるということで準備をしております。私どもは、できることならば平成6年中に分離をしたいと思っておりました。ところが、こうした経済情勢の中で、やはり公団が考えている建物の中にテナントとして入る者がなかなか今見つからないということで、具体的な実施設計が遅れております。何とか早いうちに建設を進めて、
出張所部門が分離できるようにしていきたいと考えております。
○議長(勝田敏之) 5番、田口伸二君。
◆5番(田口伸二) 再質問させていただきます。 質問1につきまして、この道路の問題につきましては同僚議員から同様のもっと詳しい一般質問が出ておりますので、その部分の再質問は後に譲りたいと、かように思います。 まず、(1)、(2)についてでございますけれども、私の聞き方が悪かったのかなと思いますが、19住区の次ではなくて、続いて開発の順番を、8住区あると思うのです。ですから、その順番をちょっと伺おうという意味の質問でございましたので、お答えいただきたいと思います。 それから、(2)についてでございますが、これは隣の20住区とあわせての中学校ということですので、計画の12クラスでは少ないなと、このように思っての質問でございましたが、今伺うところによると、後に小学校の膨らみを見ながら、20住区の小学校の状況を見ながら教室を増やすと、こういうお考えのようでございますので安心をいたしましたが、その12クラスを24、倍増するための敷地は大丈夫なのでしょうか、それをちょっと伺っておきます。図面による敷地はそう広くないようにも考えますので、その辺の対応はどうなっているのかお伺いします。 それから、(6)についてでございますが、
シャトルバスというように伺いましたが、具体的にどのようなイメージなのかよくわかりませんので、少し詳しくお教えいただきたい。そして、途中止まらない直通、それもよくわかりましたが、どの道路を通るのか。100メートル道路で一般道路であるのか。もし一般道路であるとするならば、ただいま片面通行でございますから、今でもかなりの混雑になっております。したがいまして、通勤のときにはこのバスがかなりの、そう頻度はないにしても大きいものが通るとなると道路の状況が少し変わりそうだと思いますので、どこを使ってどういうように走るのかお伺いをしておきたいと思います。 質問2についてでございますけれども、この(3)について町長から今大変にすばらしいご回答をいただきました。地域の福祉センターあるいは社会福祉センターというようなものを早急にお建てになりたい。平成6年度にできたら設計をというお考えのようでございまして、大変にうれしい限りでございます。いろいろ
社会福祉協議会の方その他からずっといろんな形で伺っているのでございますけれども、やはり連絡の取り合いが非常に物理的に大変難しい。例えば電話のやり取りですとかそういうような形。会議を開こうとすると、町役場の会議室の空きをねらわなければいけないとかというような形がございまして、連絡をしたり、連絡協議をしたりその本来の業務に大変支障を来しているなというように考えていたわけでございます。 さらに、
老人クラブ連合会も51の単位クラブを持ちまして整然と自主的に
ボランティア活動で老人、高齢者の生きがいをずっと創出していらっしゃるわけでございます。やはりこの拠点のようなものも印西町が市になるという以前にひとつ持っておきたいと、このように考えていらっしゃると思いますので、どうぞひとつこの会館につきましては、そういう必要な諸施設がきちんと取り込めるように、それから機能的にも今大変に窮屈な思いをしていらっしゃるところを十分に酌み上げていただきまして、きちんとその建物の規模その他につきましても、必要最小限ではあっても取り残しのないような形で機能をお考えいただいて、規模もお考えいただきたいなと思うので、これにつきましてもう少しひとつできましたら具体的な場所その他、町長からお伺いをしたいなと、こういうように思います。 それから、今度はちょっと戻りますが(1)についてでございます。これは実は質問3の(2)の方とちょっと関連してしまうかもしれませんが、実際に長期10年プラン、ゴールドプランを作っていって初年度にいろいろなことをして、どういうようなことが目標として数値として出てきて、それがどういうように行政面で実際に行われるのかということが知りたくての質問でございます。今検討中だというお答えでございますので、ひとつそれにつきまして具体的にどのような時点で、本年度、平成6年度の予算策定までに実際に6年度の具体的なプランが明示されるのか。その辺につきまして伺っておきたいと思います。 それから、(2)でございますけれども、
ボランティア協議会の方で今、恐らくは町の方からのお願いという形でいろいろな模索あるいはテストケースを見出していらっしゃるというように思います。ここで私の方の考えといたしましては、もう一歩進んでいただいて、町の方で具体的なアクションを起こしていただきながら、ひとつシルバー労働力の環流、そして町の中で高齢社会になってもきちんと足腰の強い町であるなというような形のものをここでお作りいただけたらなと思う意味での質問でございます。もう一歩進んでいただけないか。 それに一つの例を申し上げますと、船橋市はちょっと大規模過ぎますので、人口10万人弱の鎌ケ谷市の例をとりますと、
老人クラブ連合会があの市は31ございます。31の
老人クラブ連合会を市の方で連合会に要請をいたしまして、人的な面は
老人クラブ連合会にお願いをしたいと。そして組織とそれから予算面では市の方が力を貸しましょうという形で、大変いいタイアップの仕方をして、そしてでき上がった機構につきましては人員的、役員その他についても
老人クラブ連合会の方からきちんとしかるべき人を出して、市の指導のもとに運営されておる。年間6,000人ぐらいの労働力の出入りがあると、このようなことのようでございます。
老人クラブ連合会というのは、ご承知のように単にいろいろな形でお稽古ごとですとか遊びごとですとか、そういうことももちろん一つの柱ではございますが、今お考えになっていらっしゃるのは、恐らくは自分たちの力の社会環流ということ、高齢者社会の中でどういうようにしていくかというようなことについて非常に模索をしていらっしゃるところであろうかと推察いたしますので、この
シルバー人材銀行について
老人クラブ連合会の方と、そして
社会福祉協議会、
ボランティア協議会、この3者の協議体のようなものを町の音頭取りで作っていただくことはできないか。そうすると具体的に大分進展すると思いますので、そのあたりについてひとつお考えを伺いたいと思います。 質問3でございますが、(1)でこの部屋については順次改造していくというお考えを伺いました。順次改造するということは、実は大分前から私はセンターの職員、館長その他からも伺っているわけでございますが、なかなかこれが動き出さないのは何かわけがあるのか。つまり起債をしたときに、あるいは補助金をもらったときに別の目的で、保健その他の目的で起債が起きているために、そこの部分をほかの目的に改造するためにいじれないのか。そういうような財政上の理由があるのかどうか、その辺ちょっと伺っておきたいと思います。 もしそういうものがクリアできるとしたならば、今、駅前センター、職員が毎日汗を流すのはどういうことで流すかといいますと、部屋を借りたい、あそこで何かをしたいというときに、それをいろいろ融通し合っていただいたりあるいはお断りしたり、そういうことで毎日汗を流していらっしゃる。こういう現状でございますので、この保健衛生部門、私の調査では60平方メートルぐらいと聞いております。しかし、60平方メートルも3、40人の会議室にはなるわけでございますから、なるべく早くひとつ改造に踏み切っていただきたい。そして、もしそこがいろいろ対外的に問題があるとしたならば、公民館事業の部屋、つまりサークルその他にフリーで貸し出せる部屋ではないというような名目にしたら問題をクリアできるのか。いろんなことを考えているわけでございますが、そのあたり詳しくお聞かせをいただいて、いつごろならば改造に踏み切れるというところをひとつ目処をつけていただきたいと思うわけでございます。 (2)でございますが、先程の福祉の方の質問と関連してくるわけでございますけれども、開発者が建てるビルの中にテナントが思うように入らないので先に延びそうだと、こういう大変残念無念のお答えをいただいたわけでございますが、そこはひとつ頑張っていただきまして、テナントが入り開発者の方のビルがきちんと計画どおりに開業できるということよりも、やはり先に私どもは
出張所部門が必要だということから来ているわけでございますから、ひとつこの辺頑張っていただきたいと思うのです。6年度中に分離するということで、実はセンターを利用しているサークルその他は大変に期待をしているわけでございます。事務所は120平方メートルぐらい、もしそこが全部移転をして公民館だけの事務所ということになれば、その半分ぐらい、先程の保健衛生と同じように60平方メートルぐらいは使えるようになるのかな。そうすると、それだけでも一つのサークル、二つのサークルが十分に伸び伸びと活動できるようなスペースでもございますので、ひとつこれも6年度中という形で何とか頑張っていただくようにお願いをしたい。 それにつきまして、今平米数を伺ったのですが、150平方メートルでございましたか、この規模の出張所ということで機能がうまく果たせるのかどうか。ということは、今のあそこの
出張所部門の機能は今申し上げたとおり120平方メートルの中に公民館業務の職員の机なり機材なりがあるわけですから、150平方メートルぐらいのものがあれば十分だというようには考えられます。しかし、人口は五駅圏も含めます。それから七駅が完璧にまちづくりができるまではその出張所が、ここの大森の本庁舎と同じように大変重要な町民サービスの窓口になるわけでございます。例えば福祉につきましても、実際にこちらの本庁へ来なければ福祉関係の手続というのはほとんどが済まないようになっております。例えば福祉カーを貸し出してもらおうかとか、あるいはデイサービスを受けたいときの申し込みですとか審査の依頼ですとかお願いとかということにつきまして、すべてこちらということになっておりますが、私どもにしますと、あそこに人口の半分ぐらいがあって、そして高花には福祉の拠点ができたわけでございますから、どうかひとつそういう面での最も弱者を対象とした住民サービスの窓口はこの出張所の中に取り込んでいただきたい。そうすれば、その平米で足りるかということも先行き見ながら頑張っていただきたいなと、こういうように思うわけでございます。それについては(2)で再びお答えをいただきたいと思います。
○議長(勝田敏之) 町長。
◎町長(伊藤利明) お答えを申し上げます。 まず、次の
まちびらき、住区でございますが、中央駅圏に新たに
まちびらきをしなければならない住区もございますが、いろいろインフラの整備等の関係もございまして、やはり20住区の方が先になるという予定でございます。 それから、24クラス分の敷地ということでございますが、文部省の基準あるいは
新住事業者の基準、その最大限のものは確保させてあるはずでございます。 それから、
シャトルバスでございますが、おっしゃられるように非常に交通渋滞等も懸念されるわけでございますが、やはり100メートル道路の南側側道、あれを走らせる以外には方法がないわけでございまして、北側側道も整備を急がせておるわけでございますが、用地買収の問題あるいは二重登記等の問題等がございまして、なかなか進捗できないという複雑な要素がございます。やはり北側側道も早く開通できるように強く要望していきたいと考えております。 それから、福祉センターの会館でございますが、私どもはできることならばこの役場と一体性を持った施設としたいと。福祉部門あるいは福祉協議会、あるいはこれからできるであろう人材センターあるいは福祉作業所等の関連も強いわけでございますので、この敷地の中か、あるいは敷地に隣接したところで建設をしたいと思っております。この敷地に隣接した用地が私どもが利用させていただけるようご理解を得られれば、来年度設計に入りたいと思っております。隣接の土地がやはり使えないということになりますと、敷地内にそういう施設を造ることによってこの敷地が駐車場等でご迷惑をかけることにもなりかねませんし、慎重にならざるを得ないわけでございます。規模については、いろいろ先程お話の出ました福祉関係の事務所あるいは会議室、あるいは老人クラブ、福祉作業所等も取り組んでということも考えております。 それから、現在策定を進めておりますゴールドプランについては、来年の2月ごろには計画を決めたいと思っております。その折にはそれぞれ周知できるようにしていきたいと思っています。
シルバー人材センターでございますが、あくまでもボランティアとしての要素が非常に強いわけでございます。町がそれを逃げるということではございません。町も積極的に福祉協議会と一緒になって設立に向けて努力はさせていただいておりますが、まだ人材センターというまでには無理だろうと。そこへいくまでの過程として、やはり1、2年いろいろな準備をさせていただきたいと思っております。また、そのセンターの設立に向けてお話のように老人クラブ、
ボランティア協議会、あるいはいろいろな関係する団体、福祉協議会、そういうもののコンセンサスは、やはり町が中心になって進めていくつもりでございます。 それから、駅前センターの保健衛生で使っている部屋でございますが、これは私どもがもっと積極的に早く改造して取り込むべきことでございまして、制度上に特に制約があるから改造ができないというようには思っておりません。ただ、あれ1館でいろいろな目的、いろいろな制度上の資金を使っているのはご指摘のとおりでございます。公民館事業があったり、あるいは児童館的な部門があったり、あるいは行政の部分があったり、あるいは老人憩いの家の部分があったり、そうしたいろんなものが取り込まれていろんな制度のお金も入っておるわけでございます。その部屋の改造については現段階では制約がないわけでございますが、私ども内部としてそうしたいろいろな複雑な形で対応しておるものですから、内部の調整で遅れておると。できるだけ早いうちに改造してご利用できるようにしてまいります。 次に、センターの分離ですが、非常に私どももこの件については苦慮しております。これはまた町全体の行政の対応をどうするかというような根幹的なことにも最終的には関連をしてくるわけでございまして、いつまでその出張所で対応するのだよということが非常な課題であるわけでございますが、現段階ではやはり7、8年ぐらいは対応できるのだろう。対応させるようなということで、それだけのスペースはとるようにしております。事務室、待合室、休憩室、会議室を入れますと460平方メートルほど確保するということでやっております。やはり今後の町全体の熟成方向等を見ながら、将来的なことはみんなで考えていきたいと思っています。 そうした中で、町独自でその施設を造れば予算的なことだけでいつでもできるわけでございますが、町独自で施設を造ることになりますと、ある意味では限られたスパンだけをお使いすることになりますので過剰投資にもなると。また、財政的にも非常に余裕はないわけでございますので、公団、企業庁、
新住事業者に建てていただいた部分を町が確保して使おうというようなことでやっておりますので、その開設の時期について非常に苦慮しておるわけでございます。その予定しているものは約4、5,000平方メートルのかなり大きな建物になるわけでございますが、これが遅れるようでしたら、またこれができることによって非常に住民の方々の利便性も向上するわけでございます。だから、これは建設をさせなくてはいけないと思っています。ただ、余り時期がずれるようでしたらば、現在駅前センターの建物がございますが、あの1階部分がほとんど展示室みたいになっております。あれを改造して出張所部分として使うかどうか、そういうこともこれから相手方の対応によって町として検討も進めていきたいと思っています。
○議長(勝田敏之) 5番、田口伸二君。
◆5番(田口伸二) 時間も残りが少なくなってきましたので、ちょっと要点だけ最後にお伺いして終わりたいと思います。 褸褸ご説明いただきましたところで、大変苦慮なさったり意欲を持っていただいたりということで楽しみな面もございます。どうかひとつこと福祉に関する問題につきましては、印西町がこの印旛郡市あるいは関東において先頭を切るのだというような形でユニークなゴールドプランをお作りいただいて、実践に移していただきたいと思うわけでございます。 3点ほど伺いますが、まず一つ、先程にも質問いたしましたが、福祉関係の手続を駅前あるいは高花の福祉センターの方に移すような検討をしていただけないかどうか。これについてひとつ質問をいたします。 それからもう一つは、
社会福祉協議会というものが、これは釈迦に説法でございますが、私どもの福祉を構築していく上では行政面にとっても大変重要な協議会であろうかと思うわけでございます。ここがきちんと機能しないことには、やはりボランティア、我々の力、町民の力を動員するのもうまくいかないわけでございます。平成5年度の
社会福祉協議会への補助金の予算を見ますと1,014万円、社会福祉の事業への補助金としてはちょっとけたが違うぐらいの低額であるかなと、こういうように思うわけでございます。いろんな職員の費用とかそういうようなものを含めずに単純な補助金として1,014万円計上してあるわけでございますが、実は
社会福祉協議会が使えるお金というのはこの範囲内かなと。これにもいろいろな形で出ていくお金があるわけでございますので、このあたり、平成6年度予算面でいろいろこれからご検討いただくわけですが、
社会福祉協議会への補助金についてひとつ観点を変えて抜本的に見直していただけないか。それによって福祉事業が大いに進展すると思いますので、その辺についてのお考えを伺いたいと思います。 それからもう一つは、大変卑近な例で申しわけないのですが、敬老の日が9月15日にやってまいります。前々から住民の中でも、私自身も疑問に思っていたことでございますのでお願いしたいのですが、敬老の日、これは国民の祝日で高齢者を敬おう、そしてよりよい高齢社会を作ろうという理念ででき上がった国民の祝日でございます。この日に成人の日ですとかいろんな日と同じように行政の方で何か催し物があってもいいな。町長が出向いて高齢者の方に記念品を差し上げる、これも大変な事業でございますし、ありがたいのですけれども、行政挙げて何か敬老の理念を啓蒙する意味で予算を割いて事業を作っていただけないか。そして、それに付随しますが、敬老の日に老人憩いの家が使えない、あるいは高花の老人センターの施設が使えない、こういうことがございます。これにつきましても条例のごく一部を手直しすることによって除外例を作ればできるのではないかなと、このようにも考えますので、その点も質問をいたします。
○議長(勝田敏之) 町長。
◎町長(伊藤利明) 福祉関係のいろいろな手続をすべて出張所あるいは保健福祉センターで可能かということについては、検討させていただきたいと思います。でき得る限り広範に取り扱えるようにしていきたいと思っています。 それから、
社会福祉協議会への補助金でございますが、今後の
社会福祉協議会としての事業の展開、また町が直接取り組む福祉の部門、また
社会福祉協議会に属しているそれぞれの団体との兼ね合い、そんなものを検討しながら補助金の増額についても研究をさせていただきたいと思います。 それから、敬老の日の行事でございますが、これは私どももいつも内部で議論をしておる事項でございます。例えば町が一つの大きな敬老の行事を実施いたしましても、やはりそこにおいでになれる方はどのくらいなのだろうなと。そうしたことがいつも、いろんな行事を開催するかどうかについての一番の懸念されるところでございます。そうしたこともよく老人クラブの方々のご意見等もお聞きしながら、今後の方法については検討させていただきたいと思っています。 また、確かに祝祭日には町の施設が使えないというご不便があるわけでございますが、その辺については、いろいろ職員の勤務等の問題もございますので、研究をさせていただきたいと思います。
○議長(勝田敏之) ここで、休憩したいと思います。11時25分まで休憩します。 休憩 午前11時8分 再開 午前11時24分
○議長(勝田敏之) 再開します。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 2番、岩崎幸雄君。 〔2番、登壇〕
◆2番(岩崎幸雄) 質問2、2番議員、岩崎幸雄であります。平成5年9月8日、第3回定例会に当たり2項目について一般質問を行います。 1、いんざい第1次基本計画の推進状況について 「ふれあいとうるおいのある多機能自立都市」印西を目指しての活気に満ちたスローガンのもとに町政を円滑に運営しながら、着実にその実績を重ねつつ、平成3年度を初年度とする第1次基本計画を策定され、本年度でその5カ年計画も半ばを経過しようとしております。 さて、いんざい新基本構想においては、印西町の将来都市像を、いわゆる先程申しました「ふれあいとうるおいのある多機能自立都市」を実現させるためのすばらしい目標を掲げ、アメニティ都市、リゾート都市、文教都市、イベント都市という四つの目標を目指し、これを具体化し平成8年の市制施行に向けて新しい市にふさわしいまちづくりを推進されるため、重点的かつ先導的にその施策事業を設定し総合的、体系的な展開を図っておられることと信じます。 そこで、次の点につきまして現在までの推進状況はどの程度であるか伺います。 (1)アメニティ都市の推進状況 (2)リゾート都市の推進状況 (3)文教都市の推進状況 (4)イベント都市の推進状況 2、火葬場、斎場、墓地公園の整備について
千葉ニュータウン関係町村で広域的に検討中である火葬場、斎場、墓地公園の整備は、いんざい第1次基本計画にも早期整備の推進と明記されております。 毎回の議会で論議されます重要課題でありますが、現在地域住民が一番心配し、待ち望んでいるのが今申し上げた施設の整備であります。葬式があって人々が寄れば、話題になり要望されるのがその施設の早期実現の声であります。 そこで、次の点について伺います。 (1)印西町平岡地先が候補地ということですが、建設するに当たり地域住民は明るい見通しを期待しているが、どうか (2)用地の交渉は早期に行って、の声も多いが、何時頃からその交渉に入られるのか (3)事業主体は印西地区環境整備事業組合ということですが、関係する中心の町として地域住民の要望に応えるため最善の努力を傾注され、事業主体側に積極的な交渉をされ地権者はもとより周辺地区の側に立って、その期待と要望に1日も早く応えていただきたいと思います。したがいまして、町当局の今後の姿勢と、意気込み、力強さをお聞かせいただきたいと思います。 なお、私が毎回申し上げておりますように貴重な時間を費やしての質問でございますので、1度でどうかひとつ明確、適切な理解の得られるようなご答弁をいただけますよう期待いたします。
○議長(勝田敏之) 町長。 〔町長、登壇〕
◎町長(伊藤利明) お答えを申し上げます。 まず、いんざい第1次基本計画では、「ふれあいとうるおいのある多機能自立都市」を実現するため、アメニティ都市、リゾート都市、文教都市、イベント都市の四つの目標を掲げて、それぞれまちづくりを推進しておるところでございます。それぞれの現在の進捗状況についてお答えを申し上げます。 アメニティ都市の状況につきましては、この実現の中心となります
千葉ニュータウンの整備は計画的に進められており、共同溝や都市廃棄物空気輸送施設などの先進的な新都市施設も順調に整備をされております。既成市街地の整備につきましても、上下水道を初めとして都市基盤整備が進められ、JR木下駅南口の広場や、平成6年度に予定をしておりますJR木下駅、小林駅の駐輪場も順調に現在進めておるところでございます。また、保健福祉センターなどのきめ細かなサービスを行う施設整備も、ご案内のように順調に推進をしております。 次に、リゾート都市の推進状況について申し上げます。グリーンネットワークプランの策定、松山下公園の整備等を行っており、スポーツ、レクリエーション機能の充実や、利根川、印旛沼などの水辺と雑木林、緑地など自然を活用したリゾート感覚あふれる町に向かって順調に進展をしておると思っております。温水センターの完成によりまして、さらに一歩進んだと考えております。 文教都市については、建設中の図書館、文化ホールが計画期間中の核となっております。これに小林地区に建設いたします複合施設内の公民館が完成しますと、生涯学習や芸術文化活動の振興に十分こたえられると考えております。文教都市の実現に向かっても円滑な推移をしておるところでございます。 イベント都市について申し上げます。この実現のためにコスモスまつりを初めとして産業まつり、文化祭、町民運動会等の充実はもとより、住民のふれあいを高めるため木下街道膝栗毛、ラグビーまつり、今年度からスタートします仮称福祉健康まつり等、常に創造的にイベントの振興を図っておるところでございます。 このように各々のプロジェクトがおおむね順調に進展をしておりますが、今後とも財源の確保に努めながら事業が計画どおりに推進できるように努力をしていきたいと思っております。 2についてお答えを申し上げます。 過日の議会の
全員協議会でも経緯と現在の状況についてご説明を申し上げました。ご指摘のようにできるだけ早く完成ができるように関係機関と積極的に努力をしていきたいと思っております。何度も申し上げておることでございますが、やはり今、印西町としてみんなが力を合わせて乗り越えなければならない大事なことだと認識をしております。昭和57年12月に私は町長に当選をさせていただきました。私の知る限りではそれ以前に公式に墓地、火葬場についての議論や会議は開かれておった記録はございません。やはりそれだけ難しい問題ですから何となく過ぎてきてしまったと思っております。そのことについては誰に責任があるということではなくて、やはりすべての人に責任があると思っております。当然ニュータウン事業が推進をしておるわけでございますから、
新住事業者にも責任はございます。ただ、
新住事業者の責任ということで申し上げることには、やはりはばかりもあると思います。ニュータウン事業がなかったら必要がなかったのかと。これはまた違うわけでございます。 ともあれ、そういう状況の中で町民の方が非常にお困りになっているわけでございますから、もし我々の世代のうちにそれを解決しなかったら、もっともっと解決を難しくするわけでございまして、何としてもやはりここでこの問題をきちんと乗り越えようということで関係町村に呼びかけ、
新住事業者にも呼びかけて、初めて昭和59年に墓地、火葬場検討委員会というものを作りました。そこから初めてどのくらいの規模のもので、どこに建設しようかと公式な協議が始まったわけでございます。なかなか難しい施設でございますからやはり結論は出ません。物理的に将来人口がどのくらいだから、どのくらいのものが必要だとか、あるいは構成町村はどことどこだとか、そういうようなことは簡単に決まります。場所についてなかなか議論が、議論というよりもなかなかその会議では進まないわけでございます。 私ども関係する4人の町村長に、そうした委員会からもう場所については町村長で決めなさいと、そういう指示も受けまして、我々白井町、印旛村、本埜村、印西町、4人の町村長でいろいろ協議をいたしました。4カ町村の図面を広げまして、あっちだよ、こっちだよといろんなこともやり合いました。そうした中で平岡地先にまず白羽の矢を立ててお願いを申し上げたわけでございます。平岡の方からご理解をいただくまでにはかなりの年数を要しました。私も一時は平岡の方に中止しましょうかというようなことまで申し上げたこともございます。そうした中で真剣にどうしたらいいかということを話し合って、やはり墓地、火葬場というようなものだけを作るのではなくて、公園の一画にそうしたものが立地できるようになったらいいではないかと。では、どうしたらいいのだと。それをまた細かくいろいろ精査をしながら現在に至っておるわけでございます。 おかげさまで、私どもが建設を予定しております当該地に隣接します平岡、鳴沢、馬場、この町内会の方々とは何10回にも及ぶ会議や説明会も行っておりまして、大方のご理解はいただいたと思っております。ただ、やはり施設が施設でございますから、すべての方のご理解をいただくためには私どももまだまだこれから努力をしなければいけないと思っております。 ただ、59年に公式にどうしようかという議論を始めて、今ここまで来たわけでございます。今この時を逃したら、また永久に永久にとは言い過ぎかもしれませんが、私はかなりの時はこのことについての協議はテーブルに乗ることはないのではと、大変そんな危惧を持っております。私どものできることは、今やはり関係の方々、100人近い地権者の方々もございます。また、隣接する町内会の方々もございます。この方々に対して何ができるかということが一番私どもに課せられた大事なことだと思っております。そうした気持ちでこれから真剣に誠心誠意、早期に建設できるように頑張っていきたいと思っております。
○議長(勝田敏之) 2番、岩崎幸雄君。
◆2番(岩崎幸雄) 質問の1につきましては、順調に進んでおるように伺いました。おおむね理解できました。 今日までのその努力と実績の跡がうかがえます。要は人口急増日本一の町であり、また町村人口の面でも日本一という中で、各種の諸施設整備が急がれ、「平成8年の市制施行に備えて課題別計画を実施し、均等のとれたまちづくりを目標として」と基本計画の中に明記されておりますとおり、それに沿って地域住民も新しい市政の誕生を待ち望んでおることと思いますし、なお町民一人一人がそれに誇りと喜びを感じておることと存じます。そのようなことで、町当局に対しまして北総の中核都市を目指して一層のご努力と躍進を期待するものでございます。 次に、大事な質問の2につきましても、おおむね明るい見通しといいますか努力の跡がうかがえます。前向きに事が進んで展開されておる様子に安心感を得た次第でございます。いずれにいたしましても、日進月歩という言葉どおり、平和であればこそ時代とともに社会の進展は、目覚ましい生活環境とともに住民生活も安定向上してまいります。そのような社会環境の中で当印西町は、私が申し上げるまでもなく近い将来は北総地域のリーダーとして注目される、また期待される新しい地方都市に変貌することは間違いないと確信するものであります。特に広大な
千葉ニュータウンを核とした当印西町の最高執行者として、また管理者として町長の今後の前向きの姿勢とそのお考えを再度確認し、拝聴したいと思います。 そのようなことで、質問の2点についていま一度そのご決意のほどをお伺いいたしまして私の質問を終わりといたします。
○議長(勝田敏之) 町長。
◎町長(伊藤利明) 第1点の基本計画の推進でございますが、先程ご答弁を申し上げましたようにハードなまちづくりについては計画に沿って円滑に推進しておると思っております。もう一つ大事なことは心のまちづくりだと思います。これほどの人口の急増でございます。また、印西町には成田線と北総線それぞれに新しい町、既存の町、またそれを取り巻く農村地帯もございます。やはりそうした環境の中でそれぞれの特性を生かした個性のあるまちづくりを進めていく。そのためには、やはりお互いに譲り合う、お互いに一つの町の人だというようなコンセンサスをどういうように作り上げていくか、これからのやはり大きな課題だと思っております。そうした面でも是非とも議員方にご指導やご協力を賜りたいと思います。 墓地、火葬場の件につきましては、先程申し上げましたように私どもは今一番住民の方がお困りになっているそのことの解決のために、真剣に取り組むのが行政としての責任だと思っております。そのためには、大勢の方々の協力がなければできないわけでございまして、直接関係する人、間接に関係する人、いろんなお立場がおありだと思いますが、ともあれ先程も申し上げましたように何といっても土地を提供していただかなければならない方でも100人前後おありでございます。また、それだけにその周辺の方々はもっともっと多くの方がおいでになるわけでございますから、将来にわたってやはり喜んでいただけるような形のものを、私どもはどういうようにつくり上げていき、また地元に還元できるか、それが一番の我々にとっての課題だと思っております。そうしたものを関係の町村とも一緒になりながらコンセンサスを得ながら、できるだけ早く完成するように一層の努力をしてまいりたいと思っています。
○議長(勝田敏之) 引き続き、一般質問を行います。 13番、加藤光雄君。 〔13番、登壇〕
◆13番(加藤光雄) 質問3、13番議員、加藤光雄。質問通告に従いまして一般質問を行います。 1、平成6年度予算編成について 先の総選挙で自民・社会の55年体制が終わり、38年間続いた自民党一党支配にピリオドが打たれ、新しい政権の軸ができました。バブル経済が崩壊し、円高が進み、長引く不況は底を知らず庶民の暮らしを直撃する中で、細川新内閣が早速平成6年度の概算要求基準を発表しました。平成5年度当初予算に比べ1兆5,300億円程度の3.8%増加となり、4年ぶりの低い伸びに止まったと報じておりますが、当町の平成6年度予算は、平成8年市制に向けての予算編成になると思われますので、次の点についてお尋ねいたします。 (1)平成6年度に予定されている新規事業について (2)教育問題と福祉問題、高齢者問題の対応について (3)補助金、助成金、手当等の見直しについて (4)町発注の工事、業務委託、物品納入等について (5)各種団体より出されている要望について 以上5点について、財政事情の厳しい中でどのような予算編成をなされていくのか。 また、町長として3期目の最後の1年間の予算でありますので、決意の程をお聞かせ願いたい。 2、今まで発注された当町の公共事業に疑惑はないか 金丸前自民党副総裁の巨額脱税事件に端を発した一連の汚職事件は、止まるところを知らず仙台市長の摘発に始まり、茨城県三和町長の収賄事件、竹内茨城県知事のゼネコン10社からヤミ献金が渡っている疑いが強いと見て、ハザマの本田前会長、前関東支店長大津被告の2人を贈賄の罪で東京地裁に追起訴した。一連のゼネコン汚職捜査は12日の竹内知事の起訴で節目を迎え、次の事件が表面化するのは9月以降と見られ、特捜部の捜査は当面竹内知事の余罪追及とハザマ以外の新たなゼネコンの摘発にあり、新たな業者を摘発すれば別の事件に発展させる足場づくりにもなる。一方別の自治体首長へのヤミ献金疑惑は、特捜部が現在把握しているだけでも20前後の県や町村に及んでいる模様であり、地域別に見ると東北、関東、近畿、北陸、中国地方と広範囲にまたがり、金銭の授受は最低1,000万円、中には億単位のものまであり、特捜部はこれらの献金疑惑の中から次の捜査対象を絞っていくと報じている。 当町においても名前の出ている大手建設会社に永治小、小林北小、印西中、船穂中、小林中、各学校の体育館、武道館、駅前センター、保健福祉センター、文化複合施設等多くの公共事業を発注してきました。町当局においては、大手ゼネコンの汚職の絡んだ捜査を受けるようなことはないと思われますが、町長の明確なる答弁を求めます。 3、火葬場、斎場、墓地公園の建設について 平岡地区に計画されている火葬場、斎場、墓地公園建設に地域住民が「住環境を破壊する日本一の火葬場断固反対」の大きな看板を鳴沢地区に建て、見直しを求める署名運動を始めたようである。何故このような問題が持ち上がったのか。町当局の対応に問題はなかったのか。火葬場、斎場は印西町にとっても、2町2村の住民にとっても必要不可欠な施設でもあるわけですので、1日も早い解決ができるよう良く住民と話し合い、その上で対策を考えるべきであると思うが町長の所見をお尋ねします。 4、文化複合施設用地取得について 平成3年第4回定例会において議案第3号一般会計補正予算の役場前の文化複合施設用地取得について、同僚議員の質問に対し町長は町が公共事業に使用する用地を取得する場合には国土法にかける必要はないとの答弁をいたしておりますが、国土利用計画法の何条をどのように解釈し、そしてどの項にあてはまるのかお尋ねします。
○議長(勝田敏之) ここで、休憩したいと思います。1時まで休憩します。 休憩 午前11時52分 再開 午後12時59分
○議長(勝田敏之) 再開します。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 町長。 〔町長、登壇〕
◎町長(伊藤利明) お答えをさせていただきます。 加藤議員のご指摘のように自民党内閣が細川連立政権にかわったわけでございまして、公明党はその中核でもございますので、町行政の推進に何かとご指導やご支援を賜りたいと思います。 まず、平成6年度に予定されている新規事業ということでございますが、まだ予算編成作業にも入っておりませんし、また、そうしたことについての協議も行っておりませんが、大方こうしたものはやりたいと考えております。コミュニティセンターの整備事業2カ所でございます。それから、先程田口議員のご質問にもありました
地域福祉センターの整備事業、今後用地の目処がつけば設計に入りたいと思っています。それから、木下駅、小林駅それぞれの自転車の駐車場の建設。それから、現在設計に入っております小林の複合施設の整備事業、こうしたものが平成6年度の主な新規事業として現在考えておるところです。 1の(2)についてお答えを申し上げます。平成6年度に文化複合施設がオープンすることにより町民の主体的な文化活動を促進するほか、芸術文化に接する機会を増やし、生涯学習の充実を図っていきたいと思っております。また、福祉問題、高齢者問題の対応につきましては、ご案内のように平成5年度に保健福祉センターがオープンしたことによりまして、老人福祉、心身障害者福祉、心身障害児の福祉の充実に大いに役立っておると思っております。また、
社会福祉協議会、ボランティア、シルバー等の活動の拠点並びに町の福祉作業所の充実を図るために、先程申し上げました
地域福祉センターの整備も進めてまいりたいと思っております。 一方、地域福祉基金の運用益の活用を図り、
高齢者保健福祉施策の充実を進めていきたいと思っております。 (3)についてお答えを申し上げます。補助金等については従来の制度や慣習にとらわれず、財政援助等の効果、必要性、費用負担のあり方等について抜本的な見直しを行い、既に目的を達したもの、効果の乏しいもの、こうしたことについては廃止をするか、あるいは継続をするについても方法を検討していきたいと思っております。 (4)について、町発注の工事、業務委託、物品納入についてでございますが、町発注工事については先程お話をしたもの、そのほかに松山下公園整備事業とか防災行政無線の引き続いての設置等を考えております。業務委託といたしましては、先程もお話を申し上げております
地域福祉センターの整備事業、共同溝の整備事業、
千葉ニュータウン都市廃棄物空気輸送整備事業等を考えております。物品納入としては、車両や事務用備品、そして図書等は当然必要となってくると思っています。 (5)について、まだ時期が大変早いわけでございますので、それぞれの団体からの要望は上がってきておりません。ただ、歳入について見ると、我が国の経済は景気調整過程に移行していることから、これまでのような税の伸びは期待のできない状況にございます。本町においては地方税の根幹をなす個人町民税が、納税義務者の増加に支えられて堅調に推移をしていただけるものと見込んでおります。また、固定資産税は引き続き増収が見込まれますが、景気の低迷が続く現在でございますので、法人町民税についてはかなり厳しい状況にあると思っております。歳出につきましては、新規施策や事業の拡大、充実などに伴う人件費の増加や施設の管理運営費の増加など経常的経費は避けられない状況にあり、引き続いて厳しい財政事情の中にあるという判断をしております。今後とも人口増加や企業の進出に伴い税収の伸びが期待できるものの、行政需要はますます増大してまいります。ゆえに学校、公園等の施設整備では、依然として地方債等に財源を依存せねばならない状況にございますが、今後とも事務事業の見直しによる経費節減に努め、健全財政の運営を図っていきたいと考えております。 2についてお答えを申し上げます。当町にはご心配をおかけするようなことは絶対にないと確信しております。 次に、墓地、斎場の件でございますが、先程岩崎議員にお答えを申し上げましたとおりでございます。ただ、これまでの対応の中でベストであったかということについては、私どももよく反省をしながら、これまでの経験を今後の事業の推進の中でより生かしていきたいと思っております。 文化複合施設の用地取得の国土法の関係でございますが、千葉県は全部監視区域の指定を受けております。そういうことで、国土利用計画法第27条の3において土地に関する権利の移転等の届け出に関する特例として同法第23条が準用をされますので、当事者の一方あるいは当事者の双方が国等、地方公共団体も含まれます、この場合は届け出の適用外だとはっきり明記をされておるわけでございます。そういうことで、町が土地を購入する場合には国土法の届け出の必要ははっきりないと国土利用計画法で明記をされておりまして、それにのっとっておるわけでございます。
○議長(勝田敏之) 13番、加藤光雄君。
◆13番(加藤光雄) 再質問させていただきます。 我が公明党も国会では与党の一翼を担い、大臣まで出して現在の細川内閣を支えている党でございまして、今度の細川内閣は予算面を見ますと大体生活者優先施策を中心として打ち出してきている。そういうことで、今町長が言われた財政の厳しい予算が打ち出されてきております。町長も6年度の予算の中で補助金、助成金を見直すか、あるいは効果のないものは削除するというようなご答弁がありました。これは当然そういうことが出てくるのではないかと思うわけです。人口が増えているから税金が何とか上がってくるからということになると、私も商売している関係上、バブルが崩壊して1段階落ちて、それでもう1段売上や何かが落ちている。そこまで落ちて現在は法人は非常に厳しい営業を強いられている。これは2の問題でございますが、そうすれば当然来年の町の新規事業というのはコミュニティセンターの整備事業あるいは
地域福祉センター、そういう多くの住民の要望にこたえるような事業はできないのではないか、こう思うわけです。これから予算編成にかかるわけでございまして、あえてそういうことを踏まえ予算組みをしていただければなと思います。 次に、2の問題でございます。印西町の今までの公共事業、確かに町長は胸を張って不正はないとご答弁いただきました。連日ある新聞は大手ゼネコンの問題を取り上げております。印西町も工事発注した鹿島、鹿島の会長は商工会議所の会頭をしていて、金丸信のヤミ献金の道義的責任をとって辞任しておる。問題の起きた茨城の公共事業、380億円の総事業費を予定した茨城北部に計画した大山ダム建設は、茨城県内でも最大の自治体の発注工事で、大規模のものだ。実施計画の始まった77年ころから、業界の中ではこの工事は落札業者は大成建設が本命だと言われていたわけです。それが天の声一声で鹿島建設に変わった。このことを8月31日のある新聞は報じました。 町の公共事業の発注は、全部税金で賄われ建設をされているわけです。私も年間に町県民税だけで約92、3万円払っているわけです。そういう税金を納めている1人として次のことに対してお答えをいただきたい。 平成元年の3月定例会において文教厚生委員長の審議経過について、私もその当時は文教委員でございましたので、この審議はしました。そのときに委員長報告の中で、こういうことがあるから私は疑惑が持たれてくるのだという観点からこの問題を質問させていただきます。文教委員会の中で教育委員会から全部質問した中で、16億5,613万円以上は小林中学校の建設にはかかりませんよと言ってできました。2,539平方メートルの土地は三菱より無償にされたのだということで、委員長が当時報告しているわけです。 今度は平成元年の第1回臨時会において、工事請負契約ということで議案が提出されました。そのときに、鹿島建設株式会社東京支店と13億3,694万円ということで鹿島建設と随意契約しているわけです。そのときに電気設備は1,000歳電気が請け負って、これは1回の入札で落ちて、それから機械設備の大成設備株式会社千葉支店の工事は3回にして1億5,501万5,000円ということで工事請負契約をしております。そのときに議論した中で、3回入札をして成立しなかったので随意契約をしましたよという答弁があるわけです。その中で、建設工事の中に外構工事は除外しますと、そこで抜いてあるわけです。そういうような経過があって工事が発注され、鹿島建設と随意契約した。 ある議員がこの中で聞いているのです。3月の定例会で予算が通ったわけでございます。その通った予算が終わった5月に、1割近くの外構工事のやつが上がってきているわけです。大体1カ月半ぐらいでもって上がってきている。次に平成2年の1月臨時会にこの外構工事の議案を提出しています。鹿島建設と1億4,586万1,390円増額ということで随意契約しているわけです。前のときに大成設備が1億5,000万円で入札をしている。それから千歳電気が1億2,000万円で入札をしている。鹿島建設が入札せずに、何で工事請負契約の変更だけで外構工事をさせたのか。私この議事録を読んで非常に不審に思った。そういうことでこれをお聞きしているわけです。 印西町がこのところ平成2年から13工事発注しているわけです。中学校の校舎の建て替えが三つ、それから体育館が三つ、柔剣道場が5、そのほかに文化複合施設と保健福祉センターを挟むと11の工事が大手建設会社に入札される。町内業者はたった柔剣道場二つしかやってない。この間問題になった横浜市営地下鉄工事入札に談合があったということで名前の挙げられた業者が全部入ってきています。この前の町長の答弁の中で、物価の変動が激しくてわからないから随意契約したのだと。12社ばかりではないのです。とにかく日本にはAランクという会社は650社あるわけです、工事のできる会社。それを何故入れかえずにこの工事を鹿島建設に随意契約したのか。そのあたりをはっきりお答えいただきたいと思います。 次は、3番の墓地、火葬場の問題です。これまでの経緯を私なりに、議会での質問の上から見てみますと、さきに町長が59年に検討委員会を発足したということを言われましたけれども、平成2年3月の定例会の一般質問の中で岩井議員が火葬場建設の問題を取り上げて、早急に対策すべきだとの質問に対し、町長は火葬場の建設問題ですが、これについてはいつの議会でも取り上げていただいておるわけで、一番問題なのは場所の決定である。この前も答弁をしたと思いますが、平岡地先の建設ができればと思う。かなりの時間をかけて地元の方々にその先進地を見てもらい、過日地権者のアンケートをとりました。いずれにしても早く見通しをつけて、だめならば新しい候補地を探すように努力をしたいと、そういう答弁をしているわけです。それから、ことし8月6日の毎日新聞によれば、堀江課長は候補地は乱開発の心配などがあり、地権者との話し合いの中に出てきた火葬場は町民の要望もあり、町としても一刻も早くつくりたいと思っているし、現在は予定地の前段階になる説明会を開いている段階。大半の方々には理解してもらっていると認識をしているが、あくまでも平岡に決定したわけではないというコメントが載っていました。 平成2年の3月の定例会にも、平成元年12月26日までに住民の方に対してお願いしたアンケート調査を回収してあるわけです。この板倉議員の質問で、町長は火葬場、霊園の建設についてどのようにお考えをお持ちなのか、そして建設完成時期をいつごろと想定して計画を立てているのかという質問に対して町長の答弁は、平岡地先に建設が可能ということで鋭意努力をしてきました。アンケートの結果によるとかなり厳しい状況が出て、最終的には町内会の方々の話し合いをして進めていきたい。また、それぞれ町村長とどこにするか協議をして早く場所を選定したいと考えているというように答弁しています。 私は、町当局の見通しは非常に甘いのではないかと思うのです。それというのは、アンケート結果が非常に厳しいという内容にもかかわらず、町内会の方々と話し合いをしたいと。アンケートの結果を見れば対象者は84名。これは町長が前に答弁していることですからそのまま抜粋して私は読みましたけれども、回答が52.61%、約52名の回答だと。52名中、賛成が5名、9.6%、条件つき賛成31名、59.6%、そこに甘さがあるのです。なぜかというと、条件つき賛成というのは条件が合わなければ反対しますよということなのです。条件が合わなければ。そうでしょう。我々が話していて話に乗るけれども、こういう条件を出していって、その条件が合わなければ、ああ、やめたよというのが人間の常だと思うのです。だから条件が合わなければ反対に回ります。また、反対は10名、19.2%、その他が6名で11.5%。 過日、伊勢崎市の施設を見学したときに聞いた話を総合してみますと、印西町の場合は事業に対しての取り組み方の悪さがある。鋭意努力していると言う割合には反対派の方々の話を聞いていないのです。その反対派の方々の話を聞いてみますと、町当局に対して不信感がある、それから町の建設計画がはっきりしていない。ここからここまでですよとはっきりしないわけです。大体この辺だろうということです。それと、話を聞いてみるといろいろの憶測の話も流れている。この問題はこの後まだ3名の同僚議員が質問通告していますので、私は次の点を質問いたします。 町長が言われた63年、1988年、町当局が平岡地区を候補地としたこと。そして、あそこの平岡地先に奥村組の社有地があるようであります。その前に奥村組の社有地になっている経過をお聞きしたい、このように思います。 それと次に、さっき言われた役場の前の複合施設の土地の売買の問題です。要するに町長は、公共事業だから国土法にかけなくてもいい。第23条で言われれば当然そうなのです。だけれども、一般質問の中で大体落ち着いたのが坪102万円だと。それについて片方の見積もり、町がはかった鑑定は80万円ぐらい、それから売る人の鑑定したのが140万円ぐらい。その間にあって102万9,600円で落ち着いたのだといった答弁をしているわけです。当然国土法が通用しないけれども、その辺に国土法利用にかけた土地があって算定基準にしたのか。何でもかんでも公共事業だから国土法にかけなくてもいいのだというのではなくて、私もあるとき聞きましたら、その近くに当時国土法にかかった土地があれば算定になってしまうのではないかなという話を聞きました。さきも町長が言われた第23条に当てはめれば、当然国土法にかけなくても公共事業はよいという判断からそういう方法をとったと思うのです。その辺に国土法にかかった土地があって、それを参考にしたのかどうか。102万9,600円に妥協した。町長の答弁の中に、いろいろ苦労してそこまでこぎつけたのだというように議事録にも載っていました。そのあたり国土法に照らし合わせれば法律には違反してないと言われればそれまでですけれども、そういうことでもう一度その点もご答弁いただきたい。
○議長(勝田敏之) 町長。
◎町長(伊藤利明) 10月ごろから平成6年度の予算編成に入るわけでございますが、ご指摘のように大変財政事情は厳しいという認識をしております。その中で緊急なもの、またより住民サービスの向上になるもの、そうした事業を厳選して推進をしていくわけでございますから、それについては我々は当然議会、町民の方々のご理解がなくてはなかなか難しいという判断をしております。 それから、小林中学校の問題、前の複合施設の用地の問題、非常にお答えがしにくいわけでございます。お答えがしにくいというのは、既に議決をいただいて予算を執行して、その決算のご承認もいただいたことをまたここで議論をするということに、果たしてそれが議会として適切なのかどうなのかということに、自ら予算と決算を承認したものについてまた質問し、お答えするということが議会としてどうなのかという疑問を投げかけてお答えをさせていただきます。 入札のことについてはいつも出ておりますが、3回で落札をしなかったときにはその入札に参加した業者に相談をして、最低の落札者と再度話し合って、そこで我々の予定した価格で向こうが応じてくれれば随意契約ということで契約を結ばせていただくわけでございます。そういうことで鹿島建設、3回で落札しなかったから、そこに参加した業者の了解をいただいて我々の予定する価格で応じていただいたということで、そこに何ら疑わしいこともありませんし、契約のたびに3回で落ちないということは、これはかなりの数でございます。そこで、3回で落ちないからすぐに新しいメンバーに入れかえて入札をし直すかどうかということも、私どもの大事な判断の一つでございます。いろいろ今の建設会社に言われていることでございますが、その当時として、では私どもが指名した十数社1回にしていると思いますが、それよりもよりよい会社があるのだろうか、また新しく業者を決めて審査会を開いて現場説明をして、また入札をやると、かなりの時間的な経緯もございます。まして学校です。4月には開校しなければなりません。そういう判断から、3回で落札しなかったが4回目に鹿島建設が町の予定価格で応じてくれたから契約を結んだということで、そこに何らの疑わしいものも疑義も存在はしておりません。 それから、墓地、火葬場の決定の件でございますが、これはやはり考え方や判断の難しさでございまして、果たしてどこに立地して地権者の方、あるいは周辺の方、あるいはいろんな関係の方が100%賛成してくれるなんていうところがあるのでしょうか。それがなかったら事業は推進しなくていいのか、してはいけないということなのか。私どもは、あくまでもそうした中で可能性を見出すことに全力で努力すること、それが行政としての使命だと思っております。 それから、奥村組の所有地の件でございますが、現段階ではおおよそ22ヘクタールをその計画地として考えています。その所有者のすべてについて私どもも名簿を持っております。その中には奥村組もございます。私どもにとってどの企業が、だれが持っていようと、これから土地を提供していただく大事な地権者でございます。その100名前後の所有者がどういう過程でその土地を手に入れたとかどうとか、そういうことには私どもは一切関知することではないと思っております。 それから、前の複合施設でございますが、私どもが選んで国土法にかけないということではないのです。国土法にかけるかけないなんていうのは選べるものではないわけです。こういう経緯がございました。この前も話したと思いますが、鑑定をとってみてもいろいろな事務所によって価格が出てきます。加藤議員がおっしゃったように民間で売買したものが当時は結構あの356号線にございました。それは国土法で出てきます。それも全部私ども把握いたしました。逆に当時の土地所有者から国土法にかけてくださいよと。その地主さんも、どれが適正価格だか私自身もわかりませんよと。国土法にかけてくれと。そういう提案もいただきました。けれども、国土法にかけることはできないわけです。選んで国土法をかけたとかかけないとかではなくて、かけることができないわけです。ですから、議員のおっしゃる国土法で売買したもの等、あるいは不動産鑑定にかけた結果等を勘案しながら、双方で何十回かの交渉をした結果価格が決まったわけでございます。
○議長(勝田敏之) 13番、加藤光雄君。
◆13番(加藤光雄) では、再々質問いたします。 町長、町長の言われていることは確かにそれはそうなのです。予算を承認して工事をやって、工事が終了してその後の問題にお答えする、議論するところではないのではないかということのようですけれども、確かにそれはそうなのです。けれども、印西町の前にした工事、全部11の工事の中で大手建設会社がほとんどでしょう。私は再三言っています。もっと町の業者を育てなければ、町の業者に入札させたらどうだ。それも町の業者を育てる一つの方法ではないか。私も何回か町長と議論したことがある。 疑惑がこれだけ新聞で騒がれている。今、方々で談合する。新聞ざたになる。議会で取り上げられる。町長は、印西町の工事はそういう問題の業者にこれから、全部大手建設会社に入札に参画してもらわなければできませんよと言っているのと同じなのです。そういうところに疑惑を持たれる。確かに町長は疑惑はないというのは、それはわかります。けれども、疑惑を持たれるのです、こういうことは。そういうことで今まで裏金が幾らいった、何千万円いった、何億円いった。億近くの単位がいった。印西町の建設業者は大手がやっているけれども、どうなのだよと。我々その裏の裏までわかるわけがないので返事もしませんけれども、ないでしょうと言うけれども、やっぱりこういうことは疑惑を持たれるのです。 それと火葬場の問題で、100%賛成はしてくれないかと思うのです。この前伊勢崎市へ行ったときに担当者が説明してくれたことは、私は反対者のところへ足しげく運んで、その反対者が一番見方になって、一番その人が近くでつき合っています。10人が10人全部賛成ということはあり得ないのです。では町長あれですか、今町長が、だれが持っている土地がこうだと、だれがどこから買ったと言われるけれどもと言いましたけれども、奥村組が、私が土地を提供して協力したのだからこの工事を私に全部くださいと言ったらどうします。それも外しますか、そのときになって。そうでしょう。私のところで私の社有地に買った土地を印西町に提供するのだから、この工事の発注を私のところにくださいよと言ったとき。そこまで町長はお考えなのかどうか。それを聞いて、私の質問を終わります。
○議長(勝田敏之) 町長。
◎町長(伊藤利明) 私どもは加藤議員がおっしゃっているように貴重な税金で事業をさせていただいております。いかに効率的に、いかに安全に、いかに工期内に完成させるか担当者は非常に苦労しております。残念ながら今町で発注している大きな工事について安心してお任せできるといいますか、そういうことで国も県も町も能力やあるいは工事高、あるいは信用度に合わせてランク付けをしております。A、B、C、Dと。Aランクの方は何万円から何万円まで、Bランクの方は何万円から何万円までというそうした決めがあります。町の中にはAランクの建築業者はございません。町内業者を育成するということは当然のことです。そうした中で私どもは、先程申し上げたようにいかに安全に、いかに効率的に、いかに工期内に、そうしたことを勘案しながら発注をさせていただいておるわけでございます。 それから、話が大分飛躍してしまいまして、私どもは今何とか早く工事にかかりたいと。そのことで精いっぱいでございます。非常に申しわけなく思っているのですが、こうした賛成、反対、いろんな議論をさせていただいております。議会の中でももう63年ごろからこうした議論をいただいております。それなのに地権者の方にまだ一度も直接お話を申し上げてない。そうした段階でそんな先に突っ込んだことの判断は余りにも恐れ多いと思っております。
○議長(勝田敏之) 引き続き、一般質問を行います。 11番、猿子英太郎君。 〔11番、登壇〕
◆11番(猿子英太郎) 11番議員、猿子英太郎でございます。平成5年9月8日、第3回定例会に当たり、3項目について一般質問を行います。 1、町職員の採用方法と町臨時職員の正職員への登用方法について 臨時行政改革推進審議会第3次行革審の最終答申に向けた素案が過日新聞に発表されました。ご承知のとおり臨時行政改革推進審議会は、国レベルの行政改革を検討している審議会であり、10月に細川護煕首相に最終答申を提出することになっております。9月3日付の読売新聞に最終答申素案が発表されております。その内容を見ますと、中央省庁の大胆な再編構想と地方分権促進への積極的な取り組みが織り込まれております。その中に印西町においても検討していかなければならないと思われる注目すべき項目が掲げられております。今回の私の一般質問と非常に関連性の高いものが含まれておりますので、それを参考のため紹介し、町長の考えをお伺いしたいと思います。 第3次行革審答申素案の中に、公務員について触れている部分があります。そこにはこのように書かれております。「公務員採用を一元化し、年齢制限の撤廃によって産業界などから人材を登用する」という短い文章であります。短い文章ではありますが、重要な意味合いを持っておりますので、もう一度申し上げます。「公務員採用を一元化し、年齢制限の撤廃によって産業界などから人材を登用する」こういう内容であります。これは、中途採用を積極的に推進することにより産業界などの民間から優秀な人材を登用し行政内部を活性化していこうという趣旨であると私は考えます。 これを印西町に置き変えてみますと、「公務員採用の年齢制限を撤廃し、広く一般から人材を登用する」というように言い変えることができるかと思います。印西町は平成8年に市制を敷く予定になっており、既に
市制準備町民会議も設置され、市制に向かって準備が着々と進められております。そこで、今後は市制準備に向けて町職員の採用方法についても検討を加える必要があるのではないかと考えます。このためにも、従来の採用方法を見直し優秀な人材を登用できる弾力性を持った採用方法を検討する必要があるのではないかと考えております。 そこで、町職員の採用方法と臨時職員として採用している人達の正職員への登用方法について、以下の項目についてお伺いいたします。 (1)現在の町職員の採用方法について (2)現在、臨時職員を採用している職場部門はどのようなものがあるか (3)各職場における臨時職員の人数について (4)臨時職員から正職員への登用の道が開かれているかどうか (5)臨時職員として職務に精励している人の中で希望する人がいれば、過去の実績を評価し、試験や面接などを通じて正職員への登用方法を検討する考えがないかどうか (6)保母などの専門職における臨時職員の実態について 2、墓地、火葬場を中心とする(仮称)平岡自然公園設置計画について 墓地、火葬場の建設計画に対し反対運動が起きているのは承知しております。この問題については総論賛成、各論反対になることは目に見えております。しかし、印西町の将来を展望した場合、どこかに建設しなければならない必要不可欠の施設でもあります。墓地、火葬場については、これまでも1日も早い建設を要望してまいりました。この問題はニュータウン地域に建設するとか既存地域に建設するのかといった、新旧住民が対立するような問題ではないと考えております。印西町にとって墓地、火葬場が必要かどうかといった点から出発しなければならない性格を持っております。町及び議会では、現在の火葬場というものがどのような施設であるかを調査するため、先般、群馬県伊勢崎市の火葬場を視察してまいりました。この視察には議員及び地元の町内会長、町職員、公団、企業庁、印西地区環境整備事業組合の担当者が参加いたしました。最先端の施設を持った火葬場では煙やにおい、ばいじんといったものは発生しません。今回の視察でそれを確認してまいりました。平岡地域の住民の反対は、昔ながらの火葬場をイメージし、感情的に反対している部分が多いのではないかというように感じております。 先般、
全員協議会で説明を受けた墓地、火葬場を含めた平岡地域自然公園計画では、住民の憩える公園の中に火葬場を建設しようというものであります。また、火葬場の周辺には地域住民のための還元施設も計画されております。住民サイドも反対のための反対運動を展開するのでなく、建設的な反対運動であってほしいと願っております。また、建設計画を進める当局側も、地域住民に対し十分理解していただくため、さらなる努力を続けていただきたいと要望いたします。また、住民サイドもただ単なる火葬場というイメージだけにこだわらず、反対をしている人も話し合いのテーブルに着いていただきたいと考えます。 私も同僚議員とともに平岡の現地を見てまいりました。非常に自然に恵まれた地域であり、現存する林を生かして建設すれば、いわゆる迷惑施設というものでなく、墓地、火葬場を含めたすばらしい自然公園が建設できるのではないかと感じております。火葬場建設計画に対した反対運動が起こっておりますが、当初、発行責任者が明記されていない反対ビラが配布をされました。その内容を見ますと、現実の火葬場を理解していないのか、また理解していたとしても反対のため、あえて事実を無視して住民に不安感を増大させるようなビラ内容ではなかったかと思っております。火葬場建設計画については反対運動が全く起こらないということは考えられないわけであります。それだけに、反対をする人は氏名を明らかにし問題点を正しく指摘してほしいと考えます。そこで初めてどのような点に不安を覚えるのかが明確になり、その問題についての解決方法の検討がなされるわけであります。そういう意味からも、今回陳情書が提出されたことは大変意義あることと思っております。陳情書には代表者の氏名が書かれております。反対意見も集約されております。今後、これらの指摘されている点について町当局、住宅・都市整備公団、千葉県企業庁、印西地区環境整備事業組合の当事者は十分な話し合いを続けてほしいと強く要望いたします。 そこで、平岡自然公園の規模、内容、付帯施設等について詳しくお伺いをいたします。 3、今年度の少年キャンプ大会の実施状況と町営のキャンプ場建設計画について 印西町の良き伝統であり、小学校6年生の多くが楽しみにしていた少年キャンプ大会が、今年度、模様替えをし、ビッグチャレンジャーズキャンプとして実施されました。これまでは各小学校を一つの単位として実施してきた少年キャンプ大会も、人口急増に伴う児童数と小学校の増加により対処できなくなり、やむなく変更されたものと推測いたします。そこで、変更を余儀なくされた要因と、それまでの少年キャンプ大会との比較による実施結果、さらに町営のキャンプ場建設計画について、併せてお伺いいたします。
○議長(勝田敏之) ここで、休憩したいと思います。2時15分まで休憩します。 休憩 午後2時1分 再開 午後2時16分
○議長(勝田敏之) 再開します。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 町長。 〔町長、登壇〕
◎町長(伊藤利明) お答えを申し上げます。 まず、町職員の採用についてでございますが、印旛郡市職員の共同試験で一般行政職、専門職を採用させていただいております。また、調理員、用務員等の技能職の任用については共同試験の対象外でございますので、広報紙等により一般公募いたし、町単独で試験を行って採用しております。 臨時職員を採用している部門でございますが、給食センターの調理員、学校における給食配膳員、保育園における保母、調理員、公民館、児童館の図書事務員等でございます。 (3)についてでございますが、各職場における臨時職員の人数は114名でございます。職場別では、給食センターの調理員が23名、学校における配膳員が24名、保育園における保母、調理員が40名、
中央公民館、複合施設準備室の図書事務員が3名、保健センターにおける専門職が17名、児童館における図書事務員が3名、税務事務が1名、公園の管理関係で3名となっております。これは、それぞれ職種によりまして限られた時間のパートあるいは週に何時間等々いろいろございます。 職員の採用については、競争試験により行っておりますので、現在任用されている臨時職員についても、職員の募集時に応募をしていただくということになっております。 (5)についてでございますが、正職員の採用は筆記試験と面接による競争試験で行っておりますので、特定の人からでなく不特定多数の中から応募をいただき、これからも採用をしていきたいと考えております。 (6)についてお答えを申し上げます。専門職として保母、保健婦、看護婦、歯科衛生士、教諭合わせて33名の臨時職員を任用しております。 2の墓地、火葬場関係についてお答えを申し上げます。これまでもそれぞれの議員にお答えを申し上げてきたとおりでございまして、またただいま猿子議員からいろいろ賜りましたご意見を、これからの事業の推進の中でよく踏まえていきたいと思っております。 これまで関係の町内会、役員会、いろいろな会合で数十回説明や協議をさせていただいてきております。その中で面積はおおよそ22ヘクタールと、その中に取り込むものといたしましては火葬場、斎場、墓地、実際にこれに使われる面積はほぼ3分の1ぐらいかなと思っております。その他のものについては道路、関連施設、公園、駐車場、管理棟、そうしたものに配置をしていきたいと思っております。お話のように火葬場、斎場、墓地、そうしたイメージを吹き飛ばすような、やはり地元の方に喜んでいただける還元施設を責任を持って設置していきたいと思っています。どういう還元施設を造るかについては、現在も関係の方々と協議をさせていただいております。 おおよそ概要といいますか、いよいよこれから素案の設計に入るわけでございますが、取り込むものとしては概要、道路、公園はもとより、多目的グラウンドあるいはテニスコート、ゲートボール場、あるいは大きな体育館、あるいは研修施設、そうしたものを今基本に考えております。これからそれぞれの他所の施設等も見学をしながら、また地元の方とも協議をしながら詰めていきたいと考えております。 3についてお答えを申し上げます。 まず、変更を余儀なくされた要因でございますが、町と青少年相談員の主催する少年キャンプ大会は昭和47年度から町内の小学校の6年生全員を対象に、小林牧場を会場として実施をしてまいりました。第1回の参加児童は190名でしたが、その後、
千葉ニュータウン等の入居に伴う児童数の増加により、昭和60年度の第14回大会では参加者が374名と倍増しました。そこで、相談員、OBの協力をいただきながら参加者をこれまでの1班から2班に分けてキャンプを実施いたしました。以降、平成4年度の第21回大会までは小林牧場でこのようなやり方で実施をしてきたわけでございます。しかし、平成5年度につきましては対象の児童数が1,000名を超えることが予想されました。そのため、キャンプの対応について相談員さんと協議し、雨天のときの避難及びキャンプ場の確保、また児童に対する安全面においての配慮など、現行の中では非常に対応が困難になったことが今回の変更の主な要因でございます。 これまでのキャンプ大会との比較と実施した結果についてでございますが、これまでは町内の小学校6年生全員を対象といたしまして各学校ごとの班編成で1泊2日の日程で行ってまいりました。このキャンプを通して他校児童との相互交流、自然の中での共同生活を通してすばらしい経験や思い出の多い体験の場を提供することができたと思っております。 本年度は子供たちの自主性を尊重し、自らが企画し体験するビッグチャンレンジャーズキャンプとして実施をいたし、対象者を町内の小学校5年生、6年生、そして中学校1年生を対象といたしまして200名を募集いたしました。小林牧場を会場といたしまして2泊3日の日程で計画をいたしました。今回の参加者は142名でございました。7月24日から26日までのキャンプの折は、ちょうど天候の不順な大雨に遭い、やむを得ず2泊3日間とも小林中学校を会場としてのキャンプとなりましたが、各班ごとのレクリエーションや食事作りなど、寝食をともにする中で子供たちは、学校、学年を超え広く友達づくりをし、各班ごとの企画による体験学習を通して、企画力、チャンレンジ精神、忍耐力、協調性を養うとともに、新しい発見や多くの感動の中で子供たちにとって思い出の多い3日間であったと思っております。青少年相談員さんとのふれあいの中からも、子供たちは多くのことを学びとってくれたと思っております。 次に、町営キャンプ場の建設についてでございますが、青少年がキャンプ等を通じて自然と親しみながら集団生活の中で規律、友愛、奉仕の精神を学びとる体験学習のできるキャンプ等の施設は大事な必要不可欠なものだと認識をしております。そのようなことから、やはり小林牧場ですと何かと町独自のものではございませんので制約がございます。町独自のキャンプ場の建設をすべく、これまで2、3の場所について立地条件あるいは土地の確保など調査研究をしてまいりましたが、現段階では土地所有者等の意向もございまして確定するに至っておりません。これからも町独自のキャンプ場の設置ができるように積極的に取り組んでまいりたいと思っております。
○議長(勝田敏之) 11番、猿子英太郎君。
◆11番(猿子英太郎) 再質問を行います。 現在町が行っております採用試験は、印西町も含めて4市7町村で構成しております印旛広域市町村圏事務組合が実施をしております印旛郡市職員採用共同試験というものであります。これは9月19日の佐倉南高校で行われるということになっておりますので、今年度の印西町の公務員採用試験への応募状況につきまして、どのような状況になっているのかまずお伺いをしたいと思います。 それから、具体的にといいますか、臨時保母ということにテーマを絞ってお伺いをしたいと思います。現在、臨時保母、また調理員として臨時職員という形で働いている方は保育園関係で40人いらっしゃるという話です。この中には当然臨時職員でいいというように思って仕事をされている人もいる反面、やはり正職員として採用してほしいと願っている人たちもいるのは事実であります。現在の印西町の職員採用方法によりますと、そういう形の臨時職員から正職員への登用方法というのはないのではないかなと思っております。先程町長の答弁、ちょっと理解できないところがあったのですが、例えば年齢が若ければ、現在臨時職員として働いている人でも年1回の共同試験を受けることによって正職員への道というのは開かれているのだろうと思います。 ただ、そこに問題になるのが、やはり年齢制限というものだろうと思います。町の平成5年8月の広報によりますと、保母につきましても昭和40年4月2日から昭和49年4月1日生まれの人で保母資格を有する者というように資格制限がされております。上限28歳までということで、それ以上の年齢の方は受験をすることができないというような格好になっております。特に保母さんのような専門職を持った人というのは、学校で一生懸命勉強し国家資格を得ているわけです。当然その資格に基づいて一生の自分の仕事にしていこうという意思で勉強されてきたのだろうと思うわけですが、たまたま結婚なり出産、育児なり、また
千葉ニュータウン等への転居等の事情でやむなく職場を去って印西町に来て、臨時保母として採用されている人も多いのではないかなというように思います。そういう人たちを救う方法というものは現在ないのではないかなということで、何らかの方策が考えられないかということで今回の一般質問になっております。 先程も申し上げましたとおり、臨時行政改革推進審議会の答申案を見ましても、公務員の年齢制限を撤廃して広く人材を採用していこうというようなことが、多分10月になります細川首相への答申の中に盛り込まれるものだろうというように考えております。国レベルでもそういうような動きがありますので、やはり印西町としても多様な採用方法を検討する時期ではないかなということで質問をしておりますので、それも含めましてお答えをいただきたいと思います。 それから、特に専門職の場合は国がその資格を認定しているわけでありますので、共同の採用試験を通らなくても、やはりその資格というものは公に認定をされておりますので、別途違った形での採用方法があってもいいのではないかなという感じもしております。その点についてもあわせてお伺いをいたします。 それから、墓地、火葬場につきまして再質問を行います。先程も申し上げましたように今定例会におきまして陳情書が提出をされております。印西町火葬場、墓地建設地の見直しを求める会ということで、野原三男さんという代表の方ほか9人の連名による陳情書になっております。この内容につきまして町当局の考えをお聞きしたいと思います。 まず、この陳情書の前文の方には、まだ話し合いが十分に進展していない現在を考慮すれば住民無視も甚だしく、到底納得できるものではないというように書かれております。これを反対解釈をしますと、話し合いが十分に進展していたならばこういう陳情書は出なかったのではないかなというように考えております。先程も2人の議員の方から同様の質問が出ておりますが、その話し合いについて再度お答えをしていただければありがたいと思います。 それから、事業者当局が住民に対し建設計画の全容を明らかにしていない。これはおかしいのではないかというような陳情書の内容になっております。先程概要につきまして説明がございました。もう少し詳しく説明できる内容等がございましたらお答えをいただきたいと思います。 それから、この陳情書の中には、におい、煙、ちり、周辺の交通量など、住民の生活環境に大きな変化と影響をもたらすことは明らかだというようになっております。確かに交通量などは若干といいますか増加をするだろうというように私も思いますので、その辺の影響はあるだろうと思います。ただ、一番心配をしております、におい、煙、ちり、これにつきましては当局側で十分調査をし、現在の技術をもってすればどのようなレベルにあるのか調査を進められていると思いますので、環境保全課が担当でしたら、その辺の納得のいく説明をいただきたいと思います。 それから、
千葉ニュータウン事業の基本計画においてその一環として墓地、火葬場が位置づけられていたのではないか、それがなぜ立ち消えになったのか。また、新たな建設場所が平岡に決定されたのか。住民が納得する説明は行われていないというようになっておりますので、この点につきましても再度お答えをいただきたいと思います。また、この陳情書の中には、私は全くそうは思ってはおりませんが、特定の人々、特定の業者の利益、利権だけで調整されたのではないかという疑惑も指摘をされております。やはりこういう疑惑がある以上、町当局として断固否定をされた方がいいと思いますので、お答えをいただきたいと思います。 それから、この中で私自身納得できない点が一つあります。よいものはニュータウン内で享受し、嫌なものは周辺地域で処理するといった政策を地元住民は絶対容認できないという項目であります。私自身
千葉ニュータウンに住んでおりますし、
千葉ニュータウンはすばらしいまちだというように考えております。ただ、そこに住むについては我々は対価を支払って住んでいるということを考えていただきたいと思いますし、
千葉ニュータウンの中心地のど真ん中にはごみ焼却場の印西クリーンセンターを抱えております。よいものだけを享受し嫌なものを受け入れないというような姿勢は全く持っておりませんので、その辺の認識を新たにしていただきたいというように思っております。以上の点についてお聞きをいたします。 それから、少年キャンプ大会、これ結果的にやはり児童生徒が増えたということと、町独自のキャンプ場が確保されていないというその2点だろうと思います。先程町長の答弁にありましたようにキャンプ場も必要不可欠な施設であるという認識は非常にありがたいと思っておりますし、そのように進めていっていただきたいと思います。印西町は将来、北総地域の中核都市となって発展をしていくわけでありますので、現段階でそのような用地を確保しておかなければ、なかなか将来確保することは難しいというように考えております。 聞くところによると、今回問題となっております火葬場、墓地を建設されます平岡地域に少年キャンプ場を建設するのではないかなというような話があったようにお聞きしております。それも含めましてお答えをいただきたいと思います。
○議長(勝田敏之) 町長。
◎町長(伊藤利明) ことしの共同試験の応募状況について、まずお話しを申し上げさせていただきます。非常に本年は職種が多いわけでございます。一般行政の上級、初級、保母、保健婦、図書館司書、社会福祉主事、歯科衛生士、
栄養士、理学療法士、土木建築の技術職、こうした職種を募集しております。213名の応募をいただいております。職種によりましては10倍近い応募になっております。 それから、臨時職員の、特に保母についてのご質問でございますが、私どもはご指摘のように年齢制限を超えてない範囲の者については、いわゆる臨時であろうと臨時でなかろうと一緒に応募していただいております。ただ、年齢を超えた者について特別な考えはございません。やはり町がどうしてもその職種が必要で他に人がいないということであれば、そうしたことも対応せざるを得ないと思っています。ただ、ありがたいことに保母さんの場合ですと毎年、私どもが必要とするよりもかなり多い方が条件を満たした中で応募いただいておるわけでございますので、それ以上に制限を超えた者を特別にということに広げますと、かえって採用が難しくなるのではないかなと思っております。 次に、墓地、火葬場の問題でございますが、話し合いが十分であったかないかということについての判断は非常に難しいと思っております。ただ、私どもはこれからも誠心誠意お話は関係の皆さんと進めていこうと思っております。そうした中でまだ私どもは一番肝心の土地をお持ちの方とお話をさせていただいておりません。そういうことを早く進めながら、周辺の方々あるいは関係の方々ともあわせて話をさせていただきたいと思っております。 それから、事業内容を明らかにしていないのではないかということですが、いつも議会でも質問が出ておりますし、それにお答えしておりますように、その段階ではっきりしているものについてはいつも明確にお答えをさせていただいております。現在、平岡、馬場、鳴沢それぞれの町内から代表に出ていただいていろいろとご意見を拝聴しながら決めさせていただいております。現段階ではっきり申し上げられるのは、おおよその面積が22ヘクタール、それは大体こういうエリアですよと。それから、それぞれのお話し申し上げたような施設の概要、どういうような形で配置するか、そういうことについて大方のご理解を賜っております。それに基づいて今度私どもは、より確実なと申しますか、より細かい素案の計画に入らせていただきたいと思っております。 それから、いろいろそれが設置されることによってご迷惑をおかけする部分も現実ございます。やはり、においや煙やばいじん、こうしたものは絶対ないわけでございまして、やはり一番懸念されるのは交通量だと思っております。周辺の交通量について十分な調査をしながら、やはり道路計画をしっかり立てて対応していきたいと思っております。 それから、ニュータウン計画との関連でございますが、これは非常に難しいと思うのですが、私はこの前の
全員協議会でお話し申し上げたように、やはり三十何万人の計画が新しく打ち出されるわけでございますから、いろんな利便施設、迷惑施設、あるいは公共施設、これはこの程度のものが必要だよということは当然計画はされておったろうと思っております。ただ、そうした中でいろいろそれぞれの次元において、それぞれの状況において解決をされたもの、未解決のもの、現在進行中のもの、あるわけでございますが、墓地、火葬場についてはこれまでの答弁で申し上げましたように、57年の暮れ、私が町長になったその時点まで公式の場でそのことについて議論された記録もなければ、協議をされた記録もございません。 それから、特定の人々の利益ということでございますが、これは考え得べきもないわけでございまして、何が特定の人の利益になるのか非常に苦しむわけでございます。あえて申し上げさせていただくならば、印西町の人がすべて今困っているわけでございますから、印西町の人すべてが特定という解釈もできると思います。 それから、よいものはニュータウン、悪いものは外へと。私はいつも申し上げておりますように、ニュータウンがどうとか小林の牧の里がどうとか木下がどうとか、特別にそうした考えはございません。ただ、それぞれの持ち味を生かしていくのがこれからの印西町のまちづくりの大事なことだと思っております。 キャンプ場についてでございますが、私どもが今、平岡の仮称自然公園について考えさせていただいているのは、大きな敷地の一画に火葬場があり斎場があり墓地があると。大半は非常に恵まれた今の環境を生かしたままで維持できると思っております。それで、そこには大きな多目的グラウンドあるいは、ほかのスポーツ施設、あるいは大きな体育館、そんなものを立地をすることによってキャンプ場としての利用も非常に可能性があるのではないかと考えております。
○議長(勝田敏之) 11番、猿子英太郎君。
◆11番(猿子英太郎) 1点だけお伺いいたします。 臨時職員の正職員への採用方法、多分町長からそういう答弁が出てくるだろうということで、あえて中央施設の国レベルにおいてもこういう動きがあるのだということでくぎを刺す意味合いで冒頭申し上げたのが事実であります。国レベルでもそういう動きにありますので、これから市制を敷く印西町において、やはり採用試験の多様化といいますか弾力化といいますか、そういう方向があってもいいのではないかなというように思っております。国家資格を持って保母さんとして一生勤めたいというような夢を持った人たちがおりますので、年齢28歳を超えてしまっているということで一切その道を閉ざすということよりも、若干名でも採用していく方策をとった方が職場の活性化にもつながるのではないかな。臨時職員として働いている人たちも生きがいというか、将来は正職員になる道が開かれているということですと、なお一層一生懸命努力をしていただけるのではないかなというように思っております。 特に保育園の場合は、その園長先生が臨時保母さんを毎日見ているわけです。その人の能力、職務態度すべてを熟知しておりますので、そういう園長先生クラスの人から推薦をして正職員に登用すれば、もっと町保育行政に貢献できるというような人がいれば認めるような方向で検討していただきたいというように思っておりますので、その件につきまして再度ご答弁をいただきたいと思います。
○議長(勝田敏之) 町長。
◎町長(伊藤利明) 私ども臨時職員を採用する場合に、逆のことを意識しておりまして、臨時で入ったから優先的に正職員になれるという感覚を持っていただくと困るよということを担当者とも話をしております。そうした中で、猿子議員のおっしゃるように臨調の答申もございます。非常に難しいことでございますので、これからの研究課題にさせていただきたいと思います。
○議長(勝田敏之) 引き続き、一般質問を行います。 22番、板倉正直君。 〔22番、登壇〕
◆22番(板倉正直) 質問5、22番議員、板倉正直、一般質問を行います。 1、道路問題について 今日のような車社会になること、戦後の時代にだれが予測できたでしょうか。一家に1台どころか、成人になりますと男女を問わずだれもが一人一人車が持てるような時代になってまいりました。大変ありがたい世の中になったわけでございます。けれども、その反面、至るところで車があふれているのが現状でございます。印西町内の幹線道路においても、場所によっては朝夕のラッシュのときなど大分車の渋滞が起こっております。一刻も早くこれらの対策を考えていかなければなりません。 まちづくりの基本は、交通網の整備にあると思います。4、50年先を見越した立派な道路計画を立てて建設を現在急いで進めていかなければ、これからますます増えていく車両、それに地価の高騰による用地取得の難しさなどにより道路の建設の促進ができなくなっていくと思います。現在、印西町はニュータウンの整備が着々と進められております。七駅圏の19住区は来春には
まちびらきの予定であります。また、一層の車の増加が予想されるわけでございます。その辺のところを考えて先手、先手と車社会に対処した道路整備を考えていかなければならない、現在は重要な時期であると思います。そこで、次の点についてお伺いいたします。 (1)小林牧の里の住宅地より本埜村滝地区を抜けてニュータウン七駅圏の
都市計画道路3・3・24に結ぶ道路建設をどのように考えておられるのかお伺いします。 (2)県道船橋ー印西線より船尾の町田地区からニュータウンを通り県道市川ー印西線へ通じる道路建設のその後の進捗状況についてお伺いします。 (3)通称、水道道路と言われている道からニュータウン内の計画道路を既存地区とニュータウン七駅圏を結ぶ循環道路として一刻も早く整備をされるよう待ち望んでおります。その点についてどのように考えておられるのかお伺いします。 2、火葬場、斎場、墓地建設計画について 地球場のすべての生き物は、生まれてくればいつかは必ず死にます。人間もこの世に生を受ければ、地位の高い人であろうが、どんなにお金持ちの人でもいつかは死というものは避けて通れません。今までだれ1人として死ななかった人はいないわけであります。日本は現在世界一の長寿国であり、年々寿命が伸びておりますが、これからの日本は1段と高齢化の方向に向かっていくと思います。 印西町もここ数年大きく発展を続けておりまして、平成8年4月には市制施行確実となっております。毎年人口5,000人ほどが入居されておりますが、その中に老人も大分入ってこられておるようでございます。
千葉ニュータウン計画は、理想的なまちづくりを目指しまして千葉県企業庁、それに住宅・都市整備公団の共同事業によりまして、大自然の中に安らぎと潤いのある、そして揺りかごから墓場までを考え、印西町には何一つ迷惑はかけませんということで、この事業が進められてきたわけでございます。それが、今になりましてどうでしょうか。当初ニュータウンの基本計画の中で火葬場、斎場、墓地計画が位置づけられていたのが、いつの間にか計画が消えてしまいました。昭和59年5月、第1回
千葉ニュータウン墓地、火葬場基本計画作成会議というものを発足させまして、公団、企業庁、4カ町村、それに保健所、印旛支庁により話し合われ、平岡地区より要請があったので印西町長が決めたとのことであります。昭和62年ころより予定地の平岡町内会の関係者と話し合われてきましたが、ここへ来まして周辺住民からは
千葉ニュータウンの大規模開発に伴う施設ではないのか、なぜ既存地区にこのような計画を持ってくるのだという建設絶対反対の声が現在上がっております。平岡地区を予定地として話を進めていったいきさつが、地元より要請があったので町長が決めたということであり、そこには地元議員が間に入り、某不動産屋の持っていた土地を町長を通じて大手ゼネコンに取得させてあるのではないのか。何かうまい裏話ができているのではないかと。その辺が周辺住民に疑問を持たれているところであると思います。ですから、その辺をまず明らかにしていかなければならないと思います。 そして、平岡自然公園という夢を掲げ、平岡町内会の一部の人々、平岡自然公園設置協議会、25人ほどおられるようですけれども、賛成だと言っているようですが、平岡町内会には158世帯で626人いるそうで、聞くところによりますと町内全体の総意ではないということでございます。それに、一部の人の利権を考えたことで話が進められているのではないかと地域の住民、周辺の人々も大分その辺のところを疑問に思っておられるわけでございます。そこで、不透明に思われていることについて明らかにしていただき、早く白紙に戻し、改めて
ニュータウン地区を踏まえて再検討をすべきであり、2町2村の町村長と話し合って、企業庁、住宅・都市整備公団と協議をして土地用途の変更をさせ、30ヘクタール以上の用地をニュータウン内に確保し、火葬場、斎場、墓地建設の実現に向けて努力をしていただきたい。それには、印西町長がしっかりとした考え、それに交渉における勇気が必要であろうと思います。今、町民はこの問題に非常に注目をしておられます。どうか新たな気持ちで町長、頑張っていただきたいと、そのように思います。そこで、次の点についてお伺いいたします。 (1)平岡地区、建設予定地内の地権者と周辺住民の大勢の人々が反対だという声が盛り上がって出ております。白紙に戻す考えはないかお伺いします。 (2)
ニュータウン地区内に当初、火葬場、斎場、墓地公園の計画がされていたように聞いております。今やることは、平岡地区を白紙に戻して当初計画に従いニュータウン内に早急に建設されるように努力すべきであると思いますが、町長の考えはどうなのかお伺いします。 (3)火葬場、斎場、墓地の基本計画作成会議、印西町、白井町、本埜村、印旛村の2町2村、それに県企業庁、住宅・都市整備公団、印旛支庁、保健所、昭和59年5月より話し合われ、今日まで計画を進めてきたわけですが、一向に前進していないのが実情のようであります。それどころか予定地周辺からは、建設絶対反対の声が上がってしまい後退しているのが現状であります。そこで、基本計画作成会議としまして今後どのように考えていくのか町長にお伺いいたします。 3、学校管理の問題について 当町は、ここ数年目覚ましい発展によりましてすべて大きく様相が変わってまいりました。小中学校の歴史を見た場合、昭和30年ころから見ますと、校舎も木造であったのが現在はすっかり鉄筋コンクリートづくりに改築され、それに新設校を合わせて現在、小中学校で17校ございます。また、来春にはニュータウン19住区において小中学校2校開校の予定となっておりまして、印西町に小中学校が全部で19校になる予定であります。 私が小中学校へ通っていたころは、町も財政的に非常に貧弱であったようでして、教材を買うにしても、また施設の整備をするにもなかなか簡単にはできない状態でありました。夏休みなどには廃品回収をし、それを売ったのをもとに本の購入、またプール建設の基金にした思い出がございます。また、印西中学校では当時手賀沼近くに田んぼを作っておりまして、生徒みんなで稲刈りをし脱穀をしたり手伝った覚えがあります。今では考えられないようなこともしたわけです。学校の校庭の掃除などは割り当てで生徒がいつも掃除をしてきれいになっておりました。それに変な話をしますけれども、トイレのくみ取りなどもしました。また、物を大事に使えとよく言われたものでございます。それに電気の消し忘れ、また帰るときの戸締まりには特に厳しく言われ、気をつけたものであります。今考えると、当時は今と比べものにならないほど厳しい時代であったと思いますが、先生方も物を大事に使うこと、そして生徒に役割分担で学校をきれいにする教えをしたことはとてもすばらしいことであったと、このように現在思っております。 現在の校舎の構造は、木造校舎のときとはまるで違っており、電気の照明の数も比べものにならないほど多くなっております。そこで、昔と違って今のような立派な施設の整った学校にありまして、これから気をつけていかなければならない点があろうと思います。そこで、次の点についてお伺いをいたします。 (1)各小中学校の校庭の雑草、植木等の管理をどのようにされているのかお伺いします。 (2)各小中学校の電気使用料について、毎月の料金を1年分各学校別に数字で示していただきたい。 (3)各小中学校の体育館の休日における一般町民の使用はどのようになっているかお伺いします。 4、大森天神台地域の土地利用計画について 印西町もこの10年で大きく発展をしてまいりました。昭和59年には待ち望んでおりました
千葉ニュータウン中央駅まで鉄道が開通したことで入居がどんどん進み、ここ4、5年1年間に5,000人ほどが入居されております。それに業務用地のところには大手企業が進出され大きなビルが建設されまして、来春には19住区が
まちびらきになり、それに平成7年には仮称草深駅まで鉄道が開通する予定となっており、
ニュータウン地区は大変な発展をしているわけであります。既存地区においては、木下、大下地区は区画整理事業によって立派なまちができ上がり、小林地区においても民間の開発会社によりまして住宅地に生まれ変わっております。大変驚くべき変わりようであります。昨年の8月には待望の人口5万人を突破しまして、ことしの4月には全国町村人口日本一となりました。平成8年4月には市制施行が確実となっておりまして、未来へ向かって夢のある町へと発展をしているところでございます。 それが、印西町の基とも言える木下駅より南へ延びる地域、天神台、石神台にかけてはすっかり取り残され、土地利用計画、マスタープランなど何にも示されておりません。私は昭和58年12月議会において、木下駅南口市街地からバイパスに至る区域並びに天神台、石神台、別所四つ又から鳴沢に至る地域について都市計画を立てているのかと、約十年前に一般質問をさせていただいております。月日のたつのは早いものです。あれから何ら打つ手も考えず10年も過ぎようとしております。やはり何といってもまちづくりの基本は道路を作ることであります。今急いでやることは、既存地区と、そして
ニュータウン地区とを結ぶ道路を建設し、交流することによってがらりとよい方向へ変えていくことだと思います。早く木下駅圏のまちづくりの計画を立てて、
ニュータウン地区と道路でつないで格差をなくしていかなければならないと思います。 この地域は、今までいろいろな開発業者が来ては開発を行いたいということで地権者のところを回ってはだめになり、何回となく繰り返してきたところでございます。町としてもこの地域の方向づけをどのようにしていくのか、そして現在の南口から天神幼稚園を通りニュータウンに抜ける道路計画を一刻も早く考えなければならないと思います。ほうっておいては、これからいろいろな建物が建ってしまうと思います。将来の道路計画が立たなくなってしまうと思いますが、次の点についてお伺いいたします。 (1)将来のまちづくりの中で、この地域をどのように考えているかお伺いします。 (2)道路計画だけでも、早急に考える必要があると思うが、どのように考えておられるかお伺いします。 (3)天神台は、縄文時代から弥生、大和、奈良、平安時代にかけて、古代人が住んでいた場所であります。それに貴重な貝塚などもあり、昔を知る重要な所でもあります。 そこで町として、一部古代人が住んでいた場所を将来歴史公園のようにして残すためにも、土地を借りるなり買収するなりして保存地区を定め残す必要がある思うが、町としてどのように考えておられるかお伺いします。 以上でございます。明快な答弁、よろしくお願いをいたします。
○議長(勝田敏之) ここで、休憩したいと思います。3時30分まで休憩します。 休憩 午後3時11分 再開 午後3時29分
○議長(勝田敏之) 再開します。 休憩前に引き続き、一般質問を行います。 町長。 〔町長、登壇〕
◎町長(伊藤利明) お答えを申し上げます。 まず、道路問題でございますが、七駅圏については田口議員にお答え申し上げましたように、平成6年の
まちびらきにあわせて道路等の基盤整備を進めておるところでございます。ご質問の
都市計画道路3・3・24から小林牧の里に結ぶ道路計画は現在特にございません。ただ、やはり七駅圏と小林駅圏とを結ぶことができる重要な連結道路になると考えております。この路線の80%以上は本埜村の行政区でございます。私どもの方でここに道路計画を立てるということは不可能なわけでございまして、今後とも本埜村、町、そしてまた
新住事業者と調整をしながら、この連結道路ができるように努力をしていきたいと思っております。 (2)でございますが、船橋ー印西線への連結でございますが、これは前の議会でお答えを申し上げさせてもいただいておりますが、道路用地に未買収地がございます。この買収に非常に難航をしておりまして、現在
新住事業者が用地交渉に当たっておるところです。町としても早く用地交渉が解決をして道路建設が可能になるよう強く要請をしていきたいと思っております。 その逆の方、県道市川ー印西線に向けてでございますが、これは事業者が住都公団ということで、現在事業の推進のための調査や計画を詰めておるところでございます。 (3)についてお答えを申し上げます。水道道路は現在国道356号線の木下地先より県道千葉ー臼井ー印西線を横断し、宗甫入り口まで幅員10メートルから14メートルの用地幅で町道として認定をしておるところでございます。この道路とニュータウン内の
都市計画道路3・3・23との連結でございますが、これは私ども仮称平岡自然公園の推進ともあわせまして、既存地域とニュータウンを結ぶ大事な道路だと考えておりまして、整備に向けてこれからも努力をしていきたいと思っております。 2の火葬場、斎場でございますが、もうこれまで十二分に経緯等についてはご説明を申し上げてきておるわけでございまして、要点だけ申し上げさせていただきます。 まず、白紙に戻す考えはございません。現在進めておる計画を、より早く、より協力をいただきながら完成できるように努力をしてまいります。 それから(3)でございますが、かえって後退したのではないかということですが、59年に初めてこうした大事な問題を解決をするためにということで発足をしたわけでございます。それから現在までかかってこうした議論をしていただけるまでになったわけでございます。それだけ大事な問題だというご認識をいただきたいと思います。反対の方々の陳情もございます。また、より多くのなぜ町長もっと積極的に推進しないのだと、そうしたお声も数多くいただいております。また、疑惑等々そんなことがあり得べきことではないし、平岡にしても鳴沢にしても、あるいは馬場にしても一体としたまちづくりを考えていこうと真剣に努力をしてくれている方々に私はそんな憶測や推測でこうした事業をストップさせたり停滞させたりするようなことがあったら、今行政に携わっている人間、そしてまた議員の方々も町民を代表して議場においでになるわけでございますから、今我々が大事なことをやるべきことを避けてはいけないと思っております。 3の学校管理の問題については、教育長よりお答えを申し上げます。 4の問題についてお答えをさせていただきます。ご質問の大森天神台地域は、基本計画に定める田園都市ゾーン、JR木下駅周辺について考えた場合、非常に町にとって大切な地域であると、板倉議員同様に認識をしております。現在の土地利用計画の中では、特に決まった位置づけはご指摘のようにしてございません。今後、田園都市ゾーンにおける市街地形成のあり方、そしてまた地元の方々、地権者の方々の意向、文化財の重要度等を総合的に勘案をしながら検討をしていきたいと思っております。 道路計画についても、土地利用の動向等を踏まえながら検討していきたいと思っております。 (3)についてでございますが、ご指摘のとおり埋蔵文化財が広範な場所にあるということは十分認識を持っております。今後、いろいろな角度で行われます文化財調査の結果等を踏まえながら町の対応を考えていきたいと思っております。
○議長(勝田敏之) 教育長。 〔教育長、登壇〕
◎教育長(板橋義夫) 3につきましてお答え申し上げます。 まず、学校管理でございますが、それぞれの学校の校長が責任を持って当たっているところでございます。 まず、(1)でございますが、各小中学校の校庭の雑草につきましては児童生徒の日常の清掃活動はもとより、学校行事として全校一斉の除草作業をしたり、学校によっては保護者の協力を得て除草作業や簡単な樹木の手入れ等を行っております。さらに、大きな樹木の剪定等は業者に依頼しておるところでございます。 (2)についてお答え申し上げます。各小中学校の電気使用料を月別で申し上げますと膨大になりますので、ここでは各学校ごとに1年分をまとめて申し上げ、月別につきましては表にして配付をさせていただきます。 まず、木下小学校でございますが238万1,732円、小林小学校155万8,932円、大森小学校210万9,345円、船穂小学校200万2,063円、草深小学校185万5,501円、永治小学校313万873円、木刈小学校249万4,018円、内野小学校233万3,819円、原山小学校284万5,271円、小林北小学校362万6,235円、小倉台小学校278万5,877円、高花小学校307万2,977円。印西中学校433万3,660円、船穂中学校368万9,720円、木刈中学校326万4,526円、小林中学校347万481円、原山中学校275万4,916円。以上でございます。 次に、(3)についてお答え申し上げます。小中学校の体育館の使用につきましては、印西町学校体育施設開放に関する規則に基づき、あらかじめ教育委員会に利用団体として登録をしていただき、毎月利用申請書を提出する方法により町内の各小中学校のすべての体育館を開放しております。現在の利用状況は11校で13団体が利用しております。なお、各学校に管理指導員を配置し、利用団体の利用状況の把握と鍵の貸し出しをお願いしております。また、印西町立小学校及び中学校の施設の目的外使用に関する規則に基づきまして、平成4年度に自治会、町内会、芸術関係、地区の親睦団体、子供会、スポーツ団体等に合計58件目的外使用許可をいたしました。施設使用に関しましては、学校開放登録団体との調整の上、主に自治会、町内会、地区の親睦団体及び子供会などが使用しております。学校開放にしましても目的外使用にしましても、使用者が責任を持って掃除や戸締まりをしていただくようにお願いしているところでございます。
○議長(勝田敏之) 22番、板倉正直君。
◆22番(板倉正直) それでは、再質問をさせていただきます。 まず、1の道路問題でございますけれども、その(1)の先程町長のお答えによりますと、将来は大変重要な道路になると考えておられるというようなご答弁でございました。将来この区間を道路として通しますと、まず現在の滝地区の交通の緩和がされるということになると思います。それによってやはり周辺の利便性が図られまして、この地域も大変大きく発展をするのではなかろうかなと。現在本埜村においては、小林牧の里住宅地のところを通って本埜村の滝地区の瀧水寺の境内を通って印西ー臼井線へ抜けておるわけです。 私、この間本埜村にちょっと連絡をして聞いてみました。この間が約700メートルぐらいあるというようなことで、現在県の方より補助金をつけてやるので村として建設をしたらどうだというようなお話が来ているというようなことでございまして、きのう7日、本埜村としまして地権者を集めて第1回の話を持ったというようなことを聞いております。そして、現在滝地区においては民間の区画整理の開発の話が進んでおりまして、それとあわせてできるだけ計画に沿ったように区画整理でも道をこしらえて、七駅圏の3・3・24につける方向に今話を進めておるようでして、その後ちょっぴりした短い部分、これ印西行政区内の部分約百メートルちょっとだと思うのですが、これがどうしても話が一緒に進んでいきませんとこの幹線の道路が完成できないわけです。それで、やはり印西町としましても本埜村と一体となってこの開通ができるように努力をしていく必要があろうと私は思うのです。 先程も町長、努力していくというようなことでございましたけれども、やはりそれには何といっても印西町と本埜村がまず話し合うと、同じテーブルに着くというようなことでないと話が進んでいかないのではないのかな、このように思います。それでもう一度お聞きしたいのですが、今までに本埜村とこれらについて、道路問題について話し合いがあったのかどうか。当然町長にしても建設課としてもこのくらいの先を読んだ努力をしていかなければ立ち遅れてしまうと、私はこのように思っています。とりあえず今まで話し合いが行われたかどうか、その辺についてお聞かせを願いたいと、このように思います。 それから、(2)でございますけれども、現在用地交渉に当たっておられるというようなことで、田口議員が1年ほど前にもこの問題に質問されたときに、今用地交渉をされていると。何か1年前と同じような回答のようにお聞きしましたけれども、現在船尾の信号のところにおいては朝夕のときなんか、ものすごく車が込んで、とんでもないところまで長く続いてしまっているというのが現実なのです。やはりこれらを一刻も早く解消するには、この計画の道路を開通させなければ解消できないと思うのです。それで、現在の交通の渋滞状況、その辺をどのくらいつかんでおられるのか。1日の交通量がどのくらいあるのか、その辺当然つかんでいると思うのですが、その辺についてまずお聞かせを願いたい。 それに、この道路建設の事業主体でございますが、住宅・都市整備公団かあるいは企業庁でやられると思うのですが、その事業主体をまず明らかにしていただいて、用地買収に非常に手間取っておられるようですけれども、あとどのくらいの面積を残し、何キロメートルぐらいの範囲を残されているのか。ニュータウン計画内以外にも、例えば中ノ口地区の方はニュータウン外になっていますね。結局あの部分ができませんと道路がこっちまで通らないわけですよね、印西ー市川線ですか。その辺の部分は事業主体はどこでやっていくのか。 そして、この完成の見込みですね。一刻も早くこれを解消するためにはこれを作る以外にやっぱりないのです。その見込みはどのくらい見ているのか。公団、企業庁がのろまにやっているのなら、もっと早くやれとはっぱをかけるぐらいの努力をしませんと、ただ向こうに任せっ切りでやっていたのでは、のろまにやっていると思うのです。その辺の見込みについてお伺いをしたいと、このように思います。 それから、(3)でございますけれども、先程の田口議員の質問のお答えによって、今後熟成に応じて工事を進めていくと、そして平成10年までに完成をさせるように努力をしていくというような町長からのご答弁でございました。私はちょっと手ぬるいのではないのかなと。もう19住区が来春には
まちびらきになるわけですよね。あそこには約8,900人ほど入居予定になっておりますよね。即来春からあそこにそういうことで入ることによって、みんなそれぞれ車持っていますから当然既存地区に車で出てくるのです。例えば一例をとりますと、私の住んでおります別所、それから別所新田、あれから草深に抜ける道ですが、あの道は町長もご存じのように非常にくねっているのです。1台通っても危いほどなのです。現在いろんな工事車両、通過車両があの道を利用されるのが非常に多いのです。あそこを飛ばしていったら大事故を起こします。私は地元ですからできるだけ注意して通っていますけれども、新しく入ってこられた住民は知りませんから、その辺飛ばしてくると思うのです。これは事故が多発して非常に危険なところになるなと。だから一刻も早くこの道路を完成させていただきませんと手遅れになるのではないのか。だから前からも企業庁、公団に私も言っているのですが、一向に何ら打つ手を考えてないのです。 今聞けば平成10年、もう来春
まちびらきだというのに、そんなのろまやっている公団、企業庁はないです。これは町長がやはり強く言わないからこういうようになるのではないのか。ただ向こうの言いなりに聞いて、ああ、そうですか、あと5年先ですか、そういうことではなくして、もっと
まちびらきだからそれに合わせなさいと、そのくらいの強い町長の姿勢がなくして今後町の熟成を進めていく上において、町として非常に損失をするのではないのかな、このように思っています。ひとつそういうことではなくして、
まちびらきにできるだけ向かって一刻も早くこの道路を完成できるように町長の方から何度も何度も公団、企業庁にせきかけて、一刻も早く地元住民が危険にさらされないように、そのようにしていただきたい。いま一度町長の力強いご答弁をお願いしたいと、このように思います。 それから、火葬場、斎場、墓地の建設についての再質問でございますけれども、平岡地区火葬場建設予定地のところは今までに養豚場とか処分場とか民間の墓地を造るとかというような、いろいろな動きがここのところあったわけです。そういうことなので、この土地が個人や法人の土地でいるといつ何をやられるかわからないということで、それだったら法的なもので考えてもらった方がいいのではないのかということで総合的に判断をして、町長がここに決めたというようなことでございます。そして、平岡町内会にお話しをして火葬場、墓地なのでなかなか理解をしていただけなかったので、町はもうギブアップしてしまったよと。そういうように話しましたら、平岡より、そのぐらいで計画をやめるのかと、はっきりと具体的な計画を示せと、そういうことが地元から出て、またスタートして今日まで来たというようなことを、この間7月6日の
全員協議会で町長が説明をされております。 そこで、あそこの予定地は鳴沢町内会の地域に入っているのではないのか、このように思いますけれども、町長はどのように認識されておりますか。あそこのところは土地の地番は平岡何番地、だけれども、地区そのものは鳴沢町内会の中に入っているわけです。だから平岡町内会云々というようなことを町長が強く言うのであれば私が前々から言っていますように別所南内野という土地の地番の地所があの中に食い込んで入っているのです。だから私は別所も地元だよと。別所に何で説明をさせないのだ。別所に説明をしてほしいと3年ぐらい前の一般質問でも私は言っていると思います。別所には必要ないのだ、この間の7月6日の
全員協議会でも言っていますよね。別所には地権者もおられます。町長は、別所は必要ないのだと。こういうことが今日のいろいろな問題に発展してきているのではないのかな、このように私は思っています。それで、鳴沢町内会に入っていると思いますけれども、町長のその辺の認識についてひとつお聞かせを願いたい。 それに、平岡地区でのアンケート調査によりますと、賛成と条件つき賛成合わせて69.2%だと。反対が19.2%、その他11.6%という数字が出ておりますけれども、前へ進めた方がいいのではないかということで地元の強い意見があり、今日まで来たということだそうですけれども、どのようにしてこのアンケート調査をとったのか。その辺を詳しくお話しを願いたいと思います。それに、この鳴沢地区の半数以上が現在反対だというように言っております。これに対しまして町長はどのように考えておられますか。 それに、鳴沢地区に初めに説明に来られたのが、町からではなくて地元の不動産屋であったということであります。この辺が非常におかしいのです。そして、この辺を住民からおかしいのではないかと不信を買われまして、ところで事業主体はどうなのだということでおかしく思われたということが、そもそも今日このような大きな問題に発展をした原因があるのではないか、このように思っております。その辺を町長は今になってどのように考えておられますか、お聞かせを願いたいと思います。 また、平成2年の第1回定例会におきまして岩井議員の質問で町長は、今のところ早く見通しをつけてだめならば新しい候補地を探すように努力をしていきたいと、このように言っておられますね。今となって反対陳情1,377人ですか、現在このように出る騒ぎとなっております。これをどのように考えておられますかお聞きをしたいと、このように思います。 それに(2)ですけれども、過日の7月6日の
全員協議会において、火葬場建設につきまして平岡地区は取りやめて町長の地元へ持っていったらいいのではないか、そういう町民の声があるというようなことを私が町長に質問をいたしました。町長のご答弁によりますと、板倉議員の住んでいる別所地区もニュータウンの隣接地で、しかも買収されており、まだ開発されていないところもあるので、板倉議員が別所地区に受け入れてもいいというのでしたら考えなくもないとはっきりと町長がおっしゃっておられます。私がニュータウンの別所地区へ受け入れてもいいだろうといった場合、それでは町長は平岡地区予定地を白紙撤回するのですか。そんなに反対なら私のところがどうだと言ったら、町長はそんな考え持つのですか。こういうことを言うということは、例えば本埜村とか印旛村でそんなに印西町さんが困っているのなら、どうぞこっちへ、そういう人がいたら即ここをやめてそっちに行くような、そんな考えを持っているのですか。その辺しっかりとしたお答えを町長していただきたい。 次に、3の学校の管理の問題について再質問をいたします。 私はなぜこういう質問をしたか。本当は余り言いたくない質問です。というのは、各家庭を訪問しても、その家の玄関を見、またそこの家の庭を見れば、そこの家の主人がどのくらいどうなのかおおよその判断がつくといいますか、その家はしっかりしているかどうか、そのくらいのことは見られてしまうわけです。各学校において、現在陽気がよくて草が伸びる季節だから草が伸びてしまった。これは私は理屈にならないと思うのです。印西中学校を例にとって申しわけないのですが、私はいつも印西中学校のわきを通って役場へ来ますけれども、あそこのテニスコートのところなんか草が伸び放題です。フェンスなんかに草が絡まってしまっています。それで毎日子供たちがテニスコートでテニスをしております。テニスコートも草だらけ。グラウンドを見れば草だらけ。余りにだらしない。たまに教育委員会、それに教育長、教育委員もおられますね。こういうところを現実に見ていますか。私余りこういうことは言いたくないのです。私は学校へ行っているころ常々先生にいろいろと教わっていました。自分の使う範囲は自分たちでちゃんと管理しなさい。私は中学時代、陸上クラブに入っていましたが、草なんか出ていません。常に出れば抜く。自分たちがそこにお世話になって使うのですから、自分の場所は自分で管理していつもきれいにやっていたものです。 こういうテニスコートとかなんか、生徒がいつもあそこに何10人もいます。子供たちは指導がなければ割と気づかないのです。これを指導するのが部活の先生なのです。やっぱり掃除させる、管理させる、これは教育の一環だと私は思います。何が何でも父兄が来てやってくれる。先程教育長は、全校の子供たちにも手伝わせて管理しているというような答弁をされていましたけれども、私はちょっとそれはないと思います。私の見ている範囲。小林中学校もついこの間まではグラウンドの周りは草だらけだった。私は前から言っているかもしれないけれども、見ていないようでちゃんと見ているのです、厳しいところ。こんな細かいこと言いたくないけれども、余りにもだらしないのではないか。小林北小学校もそうです。教育長、各学校、数がだんだん多くなっていますから、校長会とかいろいろあるでしょうから、そういうところで校長から強く先生方に指導するとか、その辺を徹底していただきたいと思うのです。その辺のところ、教育長どのように考えておられるのかお聞きをしたい、このように思います。 それから、(2)でございますが、電気の使用料でございます。ここに1年間分の印西町の小中学校のデータを出していただいたわけですが、その学校の生徒数とか、それから学校の規模とかによって多少は電気料の上下はあろうと思うのですが、極端に多いところも実際のところあるのです。私が以前監査委員をしていたときに電気のむだ遣いについては気をつけてほしいと、そのように指摘をしたことがございます。特に消し忘れなどひどいようなので、たまには夜回ってみたら今後いいのではないのか、このように思います。町民はなかなかいろいろ見ているのです。私のところへも、夜中まで学校に電気がこうこうとついている。あれは何やっているのだ。遅くまで。あれは消し忘れているのかどうなのだというようなことで何回か私にも問い合わせがありました。私もそれからよく注意して見ているのですが、実にひどいものです。消し忘れ、ひどいのになるとまっぴかりにして朝までついています。私、実際にそれを言われたから全部の学校を歩きました。結構消し忘れが多いです。この消し忘れするということは、町民の血税を、たとえ何百円、何千円かもわからないけれども、むだになってしまっているのです。 こういう状況ですので、これから教育委員会、教育長、教育委員の人たちもたまにはこういう実情を見ていただきたい。学校の正門、門は何のためにあるのですか。あれはきちんと閉めるためにあるのです。閉めてない学校がほとんど。あれはどういうことなのですか。あれ一つとれば町の行政がどうかというのはわかってしまうのです。その辺、教育長、今後教育委員会、それから教育委員の人たちをよく指導してやっていただきたい、このように思います。教育長のお考えをお聞かせを願いたいと、このように思います。 それから、(3)の各学校の体育館の利用状況でございますけれども、先程の教育長のご答弁で大分利用されていて非常に結構なことだと、このように思います。 ただ、やはり利用された後の管理ですね。先程から私、話ししていますように電気の消し忘れ、そういうのをたまたま私も見ているわけです。その辺についても、やはりそういう利用する団体に徹底した指導をしていただきたい。この辺もひとつ教育長よろしくお願いをしたいと、このように思います。
○議長(勝田敏之) 板倉議員、22番議員に申し上げます。申し合わせ時間が過ぎておりますので、簡潔にお願いいたします。
◆22番(板倉正直) それから、4の大森天神台地域の土地利用計画について再質問させていただきたい、このように思います。 10年前の私、このことについて質問をしております。この地域は市街化調整区域ですので都市計画は特に定めておりませんと、その当時町長が答弁されております。木下駅周辺を考えた場合には非常に大事な地域だと十分認識しておりますと言っております。今の印西町には
千葉ニュータウンというとんでもない市街化区域がありまして、そして木下小林の既存の市街化区域がありまして、それにあわせて大森と木下の区画整理事業が進められており、この地域がまだほとんど整備されておりませんと。人も張りつていていない状況であります。やはり大事な区域でありますが、今の町の状態からしますと早急に新しい地域に都市計画の方針で進んでいくということは無理ではないか。まず、大森、木下商店街一つとっても大事な問題であります。まず、既存の市街化区域を第一に考え、大森、木下の区画整理も大方見通しがついたというような段階になりませんと、新しい地域についての都市計画を進めていくことは難しいというように判断しているというように町長が言っております。 そこで、現在はもう木下、大森の区画整理事業が完了しまして立派なまちづくりができ上がっております。あれからもう10年たっているわけです。もう10年もたっているわけですから、もう少し町長の前向きな新しい何か考えがありましたらいま一度お聞かせを願いたい、このように思います。 それに、(2)でございますけれども、現在何か老人施設のようなものは建設されるというようなことで、現在遺跡の調査が行われております。あそこのところはちょうど天神幼稚園から延長線上に当たるような位置になろうと思うのですが、このままあそこの地域に家がどんどん、どんどん建っていきますと、将来、道路計画がでたらめになってできなくなってしまうと、このように私は心配しておるわけです。10年前、私が質問したときも、恐らくそういうように質問していると思います。今、
都市計画道路を一刻も早く立ててニュータウンまで抜く道の道路計画を今ここで一刻も早く考えていなければしょうがないのではないかな、このように思っておるわけです。その辺を町長、どのように考えられますか。 そして、現在この地域で建物を建設するのに何か確認申請とか、あそこの台地に分家として出したいとか、そういう確認申請が出されておるようなそういうことはございませんか。それもしわかっていましたらお聞かせを願いたいと、このように思います。
○議長(勝田敏之) 町長。
◎町長(伊藤利明) お答えを申し上げさせていただきます。 まず、3・3.24と小林との連携でございますが、あしたの小沼議員の質問にも出てくることでございますが、都市マスタープランの作成上、私どもが一番議論をしたのはそのルートでございます。小林駅圏と七駅圏をどういうように連結するかと。その中でやはり行政区が違うわけでございますから、印西町でそこに道路計画を立てるということは、かえって実現を難しくするだろうというような議論もしたわけでございます。そうした背景も受けまして、やはりどうしたらいいかということで担当者も私どももお話をしております。板倉議員の方から褸褸本埜村の方の状況についてお話をいただいたわけでございますが、そういうような状況で県も積極的に推進をしようということで、前向きにといいますか実現できる方向で今お互いに協議をしております。 それから、船尾地先の千葉ー竜ケ崎線、私もあの道路は年中通っておりますので渋滞の状況は十分把握しております。ただ、やはりまだ協力をいただけない地主さんが5名ほどおいでになります。非常に現在の状況の中で公共事業に土地を提供していただくためには難しい環境にあるわけでございまして、何とか早くその地主さんにご理解をいただければ建設も推進ができるわけで、私どもといたしましても、また企業庁としても積極的に努力をしてまいりたいと思っております。 それから、(3)の件でございますが、先行投資をしてどんどん公共公益施設を造ってしまえば一番いいわけでしょうけれども、やはりそうした投資した部分は入居者の方に還元されると、はね返ってくるわけでございますので、やはりそうした事業の採算性との兼ね合いとか諸条件を見ながら早く整備するように、
新住事業者に要請をしていきたいと思っております。 それから、墓地、火葬場の件、もう私ども別に平岡がどう、鳴沢がどう、馬場がどうのと、そんなことを考えておりません。一体として協議をさせていただいております。アンケート調査のことについて、方法等については担当課長から答弁をさせます。 地元の反対が半分以上あるのではないかと。私どもはそういう認識はしておりません。 それから、最初に不動産屋さんが説明に行ったとかどうとか、説明とかどうとか私どもの一切関知しないことで、そんなことを説明に行くなんていうこともあり得ないと思いますし、私どもはいつも町内の方にオープンにお話しをして説明会を開いております。 それから、反対陳情をどう受けとめるかということでございますが、やはり価値観とかいろいろな問題もあると思います。そういうことも私どものこれからの事業の推進の中で一つの検討課題としながら進めていこうと思っています。 それから、別所地区に造れるかどうか、これは可能性の問題だと思います。仮定でお話しをする、私の行政の責任者としてそういうことはできません。 それから、学校関係のことについては教育長よりお答えを申し上げます。 天神台地域を今の段階で市街化区域に編入するということは考えておりません。 それから、既存地域とニュータウンとの道路でございますが、これは非常に予算も伴うし用地買収も伴うし、そうした中で可能なものを逐次整備をしていきたいと思っております。ですから、今ご質問に出ておりますように、まず3・3・23については一番早期に実現性があるわけでございます。また、これから進める仮称平岡自然公園についてのそうした利便性の問題、また地元に対する還元の問題もございます。ついて、やはり3・3・24、これはお話し申し上げたように本埜村とのいろいろの協議の中で解決を進めていきたい。また、早急に今進めておりますのは千葉ー竜ケ崎線でございます。2番議員からも何回かご質問が出ておりますが、千葉ー竜ケ崎線、特に鹿黒地先については大変ご迷惑をおかけしておるわけでございまして、ここを完全に歩道を整備した道路に早急に改修をするように今鋭意努力をしておるところでございます。 それから、天神台地先に確認申請が今出ているかどうかということは、都市整備課長から、わかる範囲で答えさせます。
○議長(勝田敏之) 教育長。
◎教育長(板橋義夫) まず、学校の雑草の問題なのですが、私も昔の教員でございますから大変厳しくやった方で、不徹底なのは余り好きな方ではないので、校長会、教頭会等ございますので、その節にはとにかく職員室あたりから見えないところ、そういうところはやっぱり学校の顔なのだから、校長は校長室にこもってないで、1日1回ぐらいは学校の周りを回るのだという話をしておったわけでございます。これからもしたいと思うのですが、たまたま今実例を挙げて雑草が大分、夏休みのことがあったかもしれませんけれども、茂っているという話がありましたので、また具体的に話をして今後そういった面の管理に努めさせるようにしたいと思います。 それから、電気のことですが、この前も学校に一応は注意をしてあるのですが、私の方でも伝票が上がってますので、その伝票を見ながら各学校を比較しながら、時々校長会あるいは教頭会の節にもその話はしておるわけでございます。しかし、ご指摘のように消し忘れているところが事実あるようでございますので、この点につきましても十分注意をしたいと思います。
○議長(勝田敏之) 環境保全課長。
◎環境保全課長(堀江義男) それでは、アンケート調査につきましてご説明させていただきます。 このアンケート調査につきましては、平岡の町内会の方と平成元年11月25日に話し合いの中で地権者のアンケートをとろうというようなことになりまして実施をしたわけでございます。それで、一応面積につきましては約24ヘクタール程度でとってみようというようなことでアンケートをとったわけでございます。 その中には地権者が84件ございまして、その方々にアンケート調査を依頼したわけでございます。その中で回答がありましたのが52件、それからその中に不明の地権者が8件、それから回答なしが24件でございます。それで、回答のあった中で賛成者が5件でございます。それから条件つき賛成者が31件、それから反対者が10件、それからその他6件ございます。このその他といいますのは、私ども地権者の方にお送りしましたときには、土地の所有者がかわっていたというのが1件ございます。あと、どちらでもいいというような意見の方が多かったわけでございます。
○議長(勝田敏之) 都市整備課長。
◎都市整備課長(近藤元) お答えします。 私、今用意しておりませんので、申しわけないのですが私の記憶では最近上がった物件はないと思うのですが、ちょっと私どもまだ調べておりますので申しわけありません。
○議長(勝田敏之) 22番議員、予定時間がオーバーしていますので、簡潔にお願いいたします。
◆22番(板倉正直) それでは、時間が来ておるということですけれども、火葬場、斎場、墓地建設について、非常に大事ですので再々質問をさせていただきたいと思います。 今の町長の答弁によりますと、鳴沢町内会の地域に、あそこの予定地は入るのではないかというような私の質問に対して、一体的に鳴沢、平岡、馬場と考えておるというようなことでございました。私は前から言っていますように、平岡、鳴沢、馬場、それに別所も隣接をしているのではないのかな。なぜ別所を抜いているのか。非常におかしいと思うのです。あそこの地域は地区は鳴沢なのです。地番が平岡。それで平岡で決まったのだ。ここがおかしいのではないですか。このところが。平岡で云々、どうのこうの言うのなら、それは地番が平岡ですから。別所も南内野というのがあそこにあるのです。地権者もいるのです。 先月の7月6日の
全員協議会では別所は関係ないと、説明会も開かない、このように町長はきっぱりとお話しをしているわけで、やはりそういう姿勢が今日こういう形にこんがらがったもとではないのですか。先月、群馬県の伊勢崎市に火葬場、斎場、墓地の視察をしたわけですけれども、あそこの事業の用買を担当した人のお話を聞かせていただいたら、反対する人ほど一生懸命その人と取り組んだ、今の町の姿勢は、賛成している人の方をほいほいやって、ちょっと反対している人はそっちのけ。そういう姿勢で進めていたのではないですか。賛成の人たちは宴会までやったと新聞にもこの間報道されていましたね。反対の人にはせんべい1枚出ない。こういうことになりますと、結局住民感情になってしまうのです。 今まで非常に不透明でしたね。何年やっていますか、あそこ。話が始まってから大体8年になるでしょう。実際にあそこに行くようになったのは6年ですか。話としてあそこに白羽の矢が云々、どうのこうのとなったのは8年近くなると思います。その間の不透明さが今日こういう形に出ているのではないですか。いまだ地権者とも話し合わない。部落との話し合いの段階でもう暗礁に乗り上がってしまったのではないですか。6年もやって。こういうことでこの大事な時間を費やしてきて、町民は一刻も早く待ち望んでいるのです。私も前から言っているでしょう。早くこの問題は解決しませんと本当にできなくなってしまうよと。私は町を心配して町長、言っているのです。意地悪の質問でも何でもないと私は思います。こういう状況、状態で今後見通しがつけられますか。 一体となって町長は考えているというようなことですので、ひとつ別所の方も一体となって考えていただきたい。別所地区をどのように考えているのか。地権者もおるのですから。別所地先南内野というのは入っているのですから、その辺も踏まえて、一体と言っておりますので、いま1度町長のご答弁をお願いしたいと、このように思います。 それから、不動産屋云々、どうのこうのと先程私言いましたけれども、議事録を見てみましたら、不動産屋が鳴沢地区に説明に来たと、地元では非常におかしいのではないかと。この事業は主体はどこなのだというように地元の人が言っていた話を聞いて、今から3、4年前の議会の一般質問でそれを質問しております。そうしたら町長は、たまたま不動産屋さんは町内会長だったというような答弁をされているわけです。町内会長がそこに何で行くのですか。説明というのは町が行くべきものではないですか。その辺に、現在この大きく反対になった発端があるのではないのかな。その辺を町長、はっきりしてください。本当はこの問題は是非ともどこかに造らなくてはならない問題ですから、全員の議員にどうしましょう、皆さんどうでしょうか、いい知恵はありませんか、予定地はどこがいいでしょう、ニュータウンを含めてどこがいいでしょうと初めからオープンにしてやれば、こんなむだな時間を費やして、今になって暗礁に乗り上げるようなことはないと思うのです。これは執行部の今までやってきた非常な不透明さが今日の結果を招いたと私は思います。その辺、町長いま一度明らかにしていただきたいのでご答弁をお願いしたい。なぜ初めからきちんとした説明ができなかったのか。 それに、過日の8月6日、あの日はちょうど雨の降る日でございまして、全議員と木下地区の町内会長、それに環境整備組合、公団、企業庁、環境保全課と大型バス1台に乗りまして、群馬県の伊勢崎市の火葬場、斎場を視察したわけでございます。まず、行きまして建設に至る説明を聞きました。現在建設されているところが決まるまでにはやはり幾つもの場所を予定地に挙げまして、やっぱり非常にまとめるのに大変だったと。反対が多くて。ところが、今建設をされている場所のところは六集落あって800世帯ほどがありまして、昭和58年6月に説明会を初めにやったそうです。そして1回は流会した。だけれども、地元の力のある人がまとめ役になりまして、地元準備組織会議というものを作って地権者と話し合われ、管理業務を地元に託しましょうと条件を出し、売店の経営とかなんかは地元でやりなさいと。それで6集落ある中で1集落20万円ずつ出資をしていただいて株式会社を設立して利益を平等に6集落に分配するというようなことで話がまとまった。そして、用地の買収ですけれども、地権者とよく話し合われて坪当たり4万8,000円ということで一括で調印をした。売ってくれる人から買いましょうではないのです。あそこはたしか8万5,000平方メートル、8町5反の面積になるのです。それを一括で全部調印した。そのようなご説明でございました。この地権者を聞いてみましたら、54名おられて、6名、市外の人がお持ちになっていたというようなことでございます。61年3月に売買契約をしまして一括でその用地を取得した、このように説明を受けました。 そこで、町長は今年度中に用地の取得に入りたいと言っておるようですが、そんな甘いことで全部の22ヘクタール取得できますか。伊勢崎市みたいに一括調印という形がとれますか。もし仮に買えるところから買いましょう、永久的に虫食いになると思います。それで、地権者の中にも一部の人の利権のためにやっているのではないのか、そういうような目で見ている地権者もおられるわけです。そういう人がいる限りここの用地全部を取得、私は非常に難しいと思うのです。そうなるとやはり虫食い状態ということになってしまうのです。伊勢崎市みたいにうまくいけばいいです、一括調印。まだ土地の価格も提示されているわけでも何でもない。どのような補償とか代替の話とか、先の話でしょうけれども、非常に私は難しいと思います。やっぱり将来を考えれば一刻も早く造らなくてはならないということはもうわかり切っておるわけで、町民も待ち望んでおると思います。平岡地区で今まで6年も話し合って、進むどころか反対の陳情1,377人です、出ているのは。現在こういう始末になってしまった。 それは、やはりこの仕事には何か利権が絡んだようなことがあるのではないのか。私も前に聞いています。5、6年になります。ある人が板倉さん、あそこに火葬場、斎場、墓地ができるのだってね。ある人がおれのところに土地を持ってきたよ。今3万円で買っておけば将来必ず7万円、8万円で公的なもので買うのだから買っておいた方がいいよと勧められたと聞いています。こういう話が現実にあったとなれば、やっぱり問題なのです。だから不透明であり、オープンにしなかった原因がここにあるのだと私は言っているわけです。そういう声が広まってしまっているわけです。中には地権者でも、7、8反持っている地権者ですけれども、いろいろ今まで東京電力の線下補償だ、やれ送電線の鉄塔の下を坪20万円、それからあそこに飯場みたいのが建っていますね、あれが18万円だか19万円だか線下補償が坪5万円、そういういろんな実例があって、それでおれは少なくても税金抜きで坪10万円にならなければ売りませんよと、こういう人もいるのです。こういうことであの場所に進めていって、果たしてそれが完成するまでに何年かかるのか。 今、松山下公園の例をとってはおかしいですけれども、あそこの1町2、3反いまだ解決できないではないですか。松山下運動公園の用地すら解決できないのが、22ヘクタールどうやって買収できますか。私はこのままこれを進めていった場合、一括調印とかなんかではなくて買えるところから買うという形で入っていった場合は、泥沼に足を踏み入れるようなことになると思います。それ故、私はこうなってしまったからには白紙にしてくださいと。そして2町2村の町村長、また公団、企業庁とよく話し合われ、
ニュータウン地区内、今買収して手つかずの土地がいっぱいあるでしょう。その手をつけていないその土地を用途変更させるのです。それは政治力なのです。公団、企業庁に対して町長の。そうしなかったら、これは永久的にできない問題となってしまう。ニュータウンの中、買収してある土地。 昭和42年のころ、本埜村あたりは1反歩65万円です。坪に直したら幾らですか。そういう安く買った土地がたくさんあるのではないですか。なぜそれを町長が強く言えないのですか。用途変更させるのです。幾らでも今まで用途変更をやってきたのではないか。業務用地だとか。計画にもちゃんと墓地用地が広い面積で指定されてあったではないですか。それが公団、企業庁の都合で勝手にいつの間にか消えてしまって、私に言わせればそれは2町2村の首長にもっとしっかりしていただきたい、このように思うのです。
◆22番(板倉正直) 最後に、町長の勇気のある主張があろうと思います。町長、前向きのお考えをお聞かせを願いまして、時間が来ましたので私の質問を終わりたいと思います。
○議長(勝田敏之) 町長。
◎町長(伊藤利明) 大分いろんなお話をしておったもので、どこにお答えしていいか焦点が狂ってしまいましたけれども、今私どもはどのようにして住民の方が願っているものを推進するか、そこがまず一番肝要だと思います。おっしゃられるようにそっちに持っていったらいい、こっちに持っていったらいい。ニュータウンの中に造ったらいいと。ニュータウンの中に造ったっていいという話さえ59年までなかったのでしょう。この時点になって、あっちにやればいい、こっちにやればいい。そういうようなことで問題が解決できるというようには考えておりません。59年になって初めて墓地、火葬場をどうしようかということを話し合いを始めたわけで、それからおっしゃられるように今までこれだけの時間がかかっております。それは、おまえら対応が悪いからだよと言われれば、私どもはやったことがすべてベストだとは思っていません。ただ、どれがベストかということで我々も一生懸命やってきましたし、また関係の町内会の方も一生懸命に努力をしてきてくれたわけでございます。その辺を十分ご理解をいただきたいと思います。 それから、不透明、不透明と。あえて言わせていただければ、勝手に申されておりますが、ほとんど議会のたびに墓地、火葬場についてはご質問が出て、そのときどきにちゃんとお答えもしてございます。憶測や推測について私どもが一々反論することはできません。 それから、町内会長さんにはいろんな職業の方がおります。その方が不動産屋であったから、その方を不信の目で見ると。そんなことができますか。たまたま平岡の町内会長さんが不動産を業としていたときも一緒のときがありました。そのときに、鳴沢の町内会長さんにお話をしたのだと思います。既に63年に平岡の方と鳴沢の方と東金の広域斎場を見学に行っているわけです。隠しているわけでも何でもないでしょう。63年に既に見学に行って、ただ63年から現在まで、おまえら進まないではないかということについては、やはり私どもの力のなさというものについては、十分これからの大事な経験にさせていただきたいと思っております。
△延会の宣告
○議長(勝田敏之) お諮りします。 本日の会議はこれで延会したいと思います。ご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声多数〕
○議長(勝田敏之) 異議なしと認めます。 したがって、本日はこれで延会することに決定しました。 本日はこれで延会します。ご苦労さまでした。 延会 午後4時43分...